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舞台『チ。ー地球の運動についてー』が開幕 窪田正孝、三浦透子、森山未來らのコメント&舞台写真が公開

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舞台『チ。ー地球の運動についてー』(中央)窪田正孝

2025年10月8日(水)新国立劇場 中劇場にて、舞台『チ。ー地球の運動についてー』が開幕した。初日を迎えるにあたり、最終舞台稽古が行われ、舞台写真・出演者コメントが公開された。

地球の真理を知ることに魅せられ命を懸ける人間たちを描いた衝撃作を、全く新しい演劇作品として創作された本舞台。今回、開幕に合わせ東京公演では一部売止席を開放。

この世は汚れていて、救いは天国にしかないと信じる代闘士のオクジーを演じるのは、窪田正孝。空を見上げることを恐れていたオクジーが、知に触れて成長していく姿は繊細でありながら力強い。身体能力の高さを活かした表現も美しい。

天文研究に熱中しながらも、全うできず苦悩するヨレンタを演じるのは、三浦透子。学びへの情熱や感動と父親へ愛情を、歌声とともに儚くも美しく立ち上げる。

三浦透子

オクジーに未来への希望を受け渡すグラスなどを演じるのは、大貫勇輔。無骨な代闘士であるグラスが真実を求める行動から物語が動いていく。

(左より)大貫勇輔、窪田正孝

金を稼ぐことに執着をする移動遊牧民ドゥラカなどを演じるのは、吉柳咲良。地動説に命を懸ける人々とは対照的でありながら、自らの信念を胸に生を掴み取ろうとする姿が美しく映る。

吉柳咲良

助任司祭としてノヴァクを敵視するアントニなどを演じるのは、吹越 満。多くの役を演じる吹越はアントニの冷酷さを鋭く演じる一方で、がらりと変わってコミカルな役を演じる場面にも注目だ。

吹越 満

オクジーと出会い、地動説の真実にたどり着く修道士バデーニなどを演じるのは、成河。聖職者でありながら禁忌とされる地動説へ抱く情熱、知への渇望を凛とした佇まいで描き出す。

成河

娘や信仰のためと、多くの異端者を追い詰めていく異端審問官ノヴァクを演じるのは、森山未來。任務のために非情な行為も厭わない一方で、娘への愛に苦悩する人間像を表現し、善悪を超えた人間の複雑さを浮かび上がらせる。

森山未來

地動説の美しさに魅せられ、命をかけた天才少年ラファウ、及びシンガーは、小野桜介と駒井末宙がダブルキャストで演じる。知への純粋な憧れは物語の原動力であり、継承の象徴のように輝く。

小野桜介

駒井末宙

東京公演は2025年10月8日(水)~10月26日(日)新国立劇場 中劇場にて上演。東京公演一部の回では、音声ガイド機器の貸し出し、字幕ガイド(舞台進行に合わせた字幕表示)の貸し出し等を行う鑑賞サポートも実施される。

(左より)大貫勇輔、吹越 満、窪田正孝

その後愛知、広島、大阪、福岡にて上演。上演時間は3時間5分(休憩15分含む)を予定。

(左より)三浦透子、森山未來

(左より)成河、森山未來


キャストコメント

■窪田正孝(オクジー役)
約二ヶ月の稽古で、みんなで創造したアイデアが詰まった『チ。』が完成しました。
絶対的存在である宇宙の真理と感動に揺さぶられる人間の生き様を、全員の身体表現で極限までダイレクトに伝えられたらと思います。

■三浦透子(ヨレンタ役)
約2ヶ月間の稽古、その時間を信じて。
仲間を信じて。
全力で臨みます。
劇場でお待ちしております!

■大貫勇輔(グラス役など)
素晴らしいキャスト、スタッフで熱いクリエイティブな稽古場時間を共に過ごし、美しいものができあがったと思っています。僕の大好きな原作「チ。」の感動を、この舞台でも皆様に何かしら心に響くものがあったら嬉しく思います。
お客様が入って初めて完成するのだと思っています。皆様の呼吸なども感じながら、劇場で共に舞台版『チ。』を完成させましょう。

■吉柳咲良(ドゥラカ役など)
あっという間に、皆さまへお届けする日を迎えることとなり、胸が高鳴ると同時に緊張感でいっぱいです。
この作品を通じて、未来へ託されていく思いの強さを強く感じています。
生身の人間が演じるからこそ立ち上がる『チ。』の世界を、どうぞ存分に楽しんでいただければ幸いです。

■吹越 満(アントニ役など)
開幕直前のコメントを下さい、と言われていましたがそれどころではありません。舞台に衣装に小道具に暗転に台詞に慣れなきゃいけいけないのに時間が足りない。喫煙所までなんであんなに遠いんだこの劇場。時間が足りないのに。ご飯食べないと痩せちゃうし、時間が足りないのに。実際に今は、6日の20:34。本番さながらの通し稽古の真っ最中なんですから。時間が足りないのに。
コメントなんて書いている暇があるわけないでしょ!

というコメントを書いてみました。

■成河(バデーニ役など)
大変な創作ですが、支え合える仲間に恵まれ、ひたすら濃い時間を過ごしています。激しい理念や理想は時に対立を産みますが、片方の正義に偏ることなく、対話やユーモアを通して共生を諦めない、それが演劇の理想とする在り方だと思います。その激しさを地で行くこのカンパニーは、『チ。』の世界を体現するにうってつけなのだと、そう自分に言い聞かせる毎日です。この激しさが、もどかしさが、刹那の歓びが、孤独が、ぶつかって弾けて、目に見えない光となって皆さまの心に届く、その瞬間に賭けたいと思います。

■森山未來(ノヴァク役)
どんな舞台も、お客様の目に触れてから変化し、成長していくものだと思います。
これまでのアブシャロムの作品と同じように、初日は“完成形”というよりも、お客様の反応を受けながら、一緒に気づき、ブラッシュアップしていく過程なのかなと感じています。
お客様と共に、この作品を育てていけたらと思います。

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