花と緑に囲まれて昔ながらの喫茶店の味を【garden cafe f】富山市郊外ののんびりカフェ
春から夏へと季節が移り変わっていくこの頃、身の回りの景色にも緑や花が増え、色鮮やかに映ります。
呉羽丘陵の自然とのどかな田園が広がる富山市古沢。
その近くに手入れされた緑豊かな庭が自慢のカフェがあります。
バラのアーチが出迎えてくれる緑豊かなカフェ
富山市ファミリーパークからほど近く。富山大学付属病院方面へ少し車を走らせたところにカフェはあります。
「garden cafe f」です。
店への入り口で出迎えてくれるのは、大きなバラのアーチです。
実はこの店、元は「珈琲店たかなわ」として営業していました。
2024年3月に閉業した後、店をそのまま引き継ぐ形で4か月後にオープンしたのが、この「garden cafe f」です。
季節が訪れると花でいっぱいになる庭は当時のまま。
バラが咲くころには美しい景色が広がります。
店の名前の「f」には、古沢とflowerの両方の意味が込められていて、まさに花と緑はシンボルのような存在。これを楽しみに訪れる客も多いのだとか。
中庭を囲むように58席 ゆったりと落ち着いた店内
店内は明るく広々した雰囲気で、中庭を囲むように58席が用意されています。どの席に座っても美しい庭を眺めることができ、ゆったりと時間を過ごすことができます。
メニューも前身の「たかなわ」から引き継がれていて、昔ながらの喫茶店を思わせる懐かしいものがそろいます。
その中からオススメのメニューをご紹介します。
鉄板でアツアツ! 昔ながらのナポリタン
店のイチオシはアツアツの鉄板焼きナポリタン。
太麺のパスタにジューシーなベーコンがゴロゴロと入っています。
ケチャップは酸味や雑味を飛ばしたトマト感の強い特製で、香ばしさと旨味がぎゅーっと詰まった1皿です。
鉄板で提供されるので、最後までアツアツで食べることがでます。
少しカリッと焼けた部分もアクセントになり、おいしさがより一層引き立ちます。
厚焼き玉子のサンドウィッチ
ナポリタンと並んで人気なのが、厚焼き玉子をふわふわのパンで挟んだサンドウィッチ。軽食やブランチにぴったりのメニューです。
卵サラダではなく、厚焼き卵というのがポイント。
オーダーが入ってからひとつずつ丁寧に作られ、味付けはシンプルに塩コショウのみ。火入れをした部分を手早く織り込んで、オムレツのように丸く包んでいきます。
仕上げに塗るチリソース入りの特製カクテルソースはほんのりと甘みがあって、ほっこりとした味わいです。
人気のランチ「ビーフドリア」
ランチメニューで人気なのがビーフドリア。
自家製のホワイトソースはとってもなめらかで、やさしい味わいです。
牛肉の旨みが効いたミートソースとライスとが一体になって、心も体もあたたまるような1皿です。
分厚くてふわふわ! 自慢のフレンチトースト
スイーツ系メニューのオススメは、フレンチトースト。
こちらも前身の「たかなわ」で1980年ごろから続くメニューです。
パンはずっしりと厚切り。
新鮮な卵とバニラの卵液に浸して、表面はカリッと焼きあげてあります。
ナイフで切ってみると…
パンの中心のほうは卵液がしみ込んでおらず、白いまま。
でも、あえてそうすることで、しっとり感とふわふわ感の両方が楽しめるように計算されているんです。
普通のフレンチトーストもありますが、特に人気なのがバニラアイスのせ。たっぷりのはちみつと絡めて食べると甘さが口いっぱいに広がって、この上ない幸せを感じられます。コーヒーとの相性も抜群です。
卵のコクでミルクセーキみたいなバナナジュース
子供を中心に人気のドリンクが、バナナジュース。こちらも今ではあまり目にすることがなくなった、昔ながらの喫茶店メニューです。
「garden cafe f」では卵黄を加えて作っているので、ミルクセーキのようにコクがあって濃厚な味。
フルーツジュースは家でも手軽に作れそうですが、丁寧な仕事が光る喫茶店でオシャレなグラスで飲むものは、格別なおいしさを味わえます。
おかわりして2杯飲んじゃう子供もいるそうですよ。
これからの季節は庭の景色がさらに華やかになっていくので、昔ながらのメニューと一緒にのんびりと優雅な時間を楽しめそうです。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2025年4月28日放送
記事編集:nan-nan編集部
【garden cafe f】
住所 富山県富山市古沢672-4
営業時間 〈モーニング〉9:00~11:00
〈ランチ〉11:00~15:00
定休日 木曜