なかなか消えない首のシワ…知っておきたい原因と3つのケア&効果的な「簡単ストレッチ」
だんだん気になってくる加齢による見た目の変化。その中のひとつが「シワ」ではないでしょうか。40代になると顔や手など、さまざまな箇所でシワが気になり始めるかもしれません。
今回は「首のシワ」に焦点を当てた記事です。予防や解消に効果的な方法をご紹介するので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
首のシワの種類と、首のシワの原因は?
まずは首のシワの種類と原因についてみていきましょう。
1.首のシワの種類
首のシワには大きく分けて2種類あります。
・横ジワ
横に一直線にできるシワで、ネックレスラインとも呼ばれており、一般的に首の前面や側面にみられることが多いです。年齢問わず、10代でもあらわれる場合があります。(※1)
・縦ジワ
主に首の筋肉の収縮や皮膚のたるみによって形成され、その名の通り縦にあらわれるシワです。このシワは、加齢によって目立ってくることが多いといわれています。(※1)
2.首のシワの原因
首のシワの主な原因は「乾燥」「筋力の低下」「姿勢の悪さ」「肌のコラーゲンの減少」などが挙げられます。これらの原因には、日々のケアでアプローチできる場合も多いので、次でご紹介する方法を試してみてくださいね。
首のシワのケア方法を紹介
具体的にはどのようなケアを行えばよいのでしょうか? ここからはケア方法についてお伝えします。
1.保湿する
乾燥はシワにとって大敵です。顔や手は入念に保湿するけれど、首にまで意識が向いていなかったという人も、保湿クリームを塗るなどして肌の潤いを保ちましょう。
2.日焼け対策をする
紫外線によって肌のコラーゲンやエラスチン(細胞外で働く繊維状のたんぱく質)が減りやすくなり、その結果シワができやすくなります。
日焼けはシミやそばかすなど、他の肌トラブルにもつながりやすいので、日焼け止めクリームや日傘などでしっかりと対策を行いましょう。(※1)(※2)
3.姿勢に気をつける
猫背などの悪い姿勢が続くと、首のシワが深く刻まれやすくなります。枕が高すぎたり、スマホを使用する際に頭が前に出ていたりする場合もシワの原因になるので、意識的に直すことが大切です。
インストラクター直伝!首のシワに効くストレッチを紹介
次は、首のシワに効果的なストレッチをご紹介します。
(1)鎖骨に両手を添えて、斜め上を見上げる。
(2)下唇を突き出して10秒ほどキープする。
(3)そのまま顔だけを旋回させて右斜め上を見上げて10秒キープする。
(4)左斜め上を見上げて10秒キープする。
首のシワには漢方薬もおすすめ
これまでさまざまなケア方法をご紹介してきましたが、それらに加えて漢方薬を服用してみるのもおすすめです。漢方薬は自然由来の生薬でできており、肌の内側から根本改善を目指すことができますよ。
具体的には下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。
・水分の循環をよくして肌に潤いを与える
・血流をよくして肌に栄養を行き渡らせる
・ホルモンバランスの乱れを整える
一般的に、西洋薬に比べて副作用も少ないといわれているので、気になる人は、まずはお試しで飲んでみるのもいいかもしれません。
<首のシワ対策におすすめの漢方薬>
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
貧血気味で疲労しやすい方に向いています。血行を促進すると同時に水分代謝を整えることで、肌に栄養と潤いを与え、女性ホルモンの乱れにも働きかけます。(※3)
・当帰飲子(とうきいんし)
からだの冷えがある方に向いています。血流をよくして、肌に栄養分と潤いを与え、乾燥に働きかけます。(※4)
スマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような、オンライン個別相談も話題です。あんしん漢方はAI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれるオンライン漢方サービス。
スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談できますよ。お手頃価格で不調を改善したい方は、医薬品の漢方をチェックしてみましょう。
顔のシワはメイクなどである程度カバーできるかもしれませんが、首のシワは隠すのが難しいです。シワの有無で見た目年齢も大きく変わるので、今回ご紹介した方法を早めに取り入れて、日常的にケアを行いましょう。
参考サイト
(※1)上野御徒町ファラド皮膚科「首のシワ」
(※2)有楽町美容外科クリニック 美容外科用語集「エラスチン」
(※3)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒(医療用)」
(※4)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ当帰飲子エキス顆粒(医療用)」
<この記事の執筆者>
ヨガインストラクター・ライター
高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
(ハピママ*/あんしん漢方)