パンの種類だけで30以上!石窯で焼いたハード系パンの店【Bob】香り高い焼きたてパンのランチやサンドウィッチも
カリッとした硬い噛みごたえや香ばしさを楽しむハード系のパン。
砂糖や油脂が少なく、しっかりと小麦の風味を味わえるため、食事のほか、近年はワインやビールと一緒におつまみとして楽しむ人も増えています。
そんなハード系のパンを中心に、石窯で焼き上げたパンを販売している人気のパン店が富山市奥田エリアにあります。
富山市奥田双葉町にある「Bob」。
細い路地が入り組む住宅街の中にあり、すぐ先の小学校から子供たちの声が聞こえてきそうなロケーションです。
店の目の前を用水が流れ、小さな橋を渡って店の中へ。
エイジングされたきれいな板張りの壁やカラフルなポーチが気分をワクワクさせてくれる外観です。
立派な梁や柱を洋風に仕上げたカントリー調のかわいらしい店内。
カウンターにはたくさんのパンが並び、冷蔵のガラスショーケースにはサンドウィッチやケーキが並んでいます。
パン選びに困ったら店の方と相談しながら選ぶこともできるので、料理やシチュエーションに見合ったハード系のパンを見つけることができます。
石窯で焼く、外バリッ&中しっとりのハード系パン
「Bob」の1番のこだわりはこの石窯。
パンといえばオーブンで焼くのが一般的ですが、「Bob」ではハード系のパンから焼き菓子に至るまで、すべて石窯で焼いています。毎日燃やす薪の量は60~70kg。大量の薪を燃やした余熱を使い、パンを焼きあげます。
窯の温度が下がるのに合わせて、ハード系やイギリス系のソフトパン、焼き菓子などを順番に焼いていきます。常連客の中には好みのパンの焼きあがるタイミングに合わせて店を訪れる人もいるんだとか。
そんな「Bob」のメニューがこちら。
パンの種類だけで30種以上。
曜日やシーズンの限定商品など、毎日すべてが店に並ぶわけではありませんが、これだけ種類があると悩んでしまいます。店主の畠山誠さんと息子の考平さんがそれぞれレシピを増やしていったところ、こんなに増えてしまったそう。
生地だけでも20種類を超えるため、石窯の温度に合わせて発酵時間を調整するのが至難の業。それでも、どのパンにも焼きあがりを待ちわびるファンがいるため、品数は減らせないそうです。
店を代表するパンが、この「アンクル」。
バリバリとした食感の皮が特徴的なフランスパンです。
大きくてゴツゴツとした見た目に、なんとなくアゴが疲れてしまいそうな気がしてしまいますが…「Bob」のパンはそんな心配は要りません。石窯で焼かれた香ばしい外の皮とは対照的に、中のパン自体は空気を含んでフランスパンとは思えないほどふんわりとやわらかいのです。
石窯を使うことで焼いた後の水分量が多くなり、日本人好みのやわらかな食感になるんだそう。
焼きたてパンに肉と野菜がたっぷりのプレートランチも
「Bob」ではパンをテイクアウトで買うだけでなく、焼きたてのパンと一緒に肉料理やサラダを食べられるプレートランチを食べることもできます。
メインの肉料理は、ハンバーグ、ローストチキン、ソーセージ&自家製ローストポークの3種類。それにたっぷりのサラダとアンクル、スープかドリンクがついてきます。
自家製ローストポークは、誠さんの奥さんの紀子さんが手作りしたもの。無添加で体にやさしいため、健康志向の客にも人気が高く、店のサンドウィッチにも使われています。
ハード系のパンを広めたいと店を構えて30年。今では夜のごはん用にハード系のパンを購入していく客も増えてきたそう。パンの組み合わせを変えるだけで、料理の味にも深みや幅が広がりそうですね。
店舗情報
【Bob】
住 所 富山市奥田双葉町12-35
電 話 076-444-2456
営 業 テイクアウト 10:00~18:00(なくなり次第終了)
トースト 10:00~14:00(イートイン)
ランチ 11:00~13:00
定休日 日・月曜、祝日
記事編集:nan-nan編集部