「おさかな好きになって」 水産仲卸組合 園児に食育
川崎北部市場水産仲卸協同組合(保坂朋宏理事長)が2月26日、魚に触れて、食べて学んでもらう食育授業を健爽学園ゆりかご幼稚園(犬蔵)で行った。
園庭には、市場からドジョウやアジ、タイ、サバなどの魚が持ち込まれた。授業は年長の園児たち約70人が交代で参加し、「さかなってかまない?」「かわいい」「ぬるぬるする」などと歓声をあげながら、それぞれのやり方で魚に触れていた。
魚の種類や食べ方、セリの際に買い手が購入したい品物の値段や数量を指で示す方法などを学んだ園児たち。実演授業では、組合員が寒ブリが切り身になるまでをさばいて見せた。林泰良くんは「ブリの心臓が三角だったことにびっくりした」と感想を話した。
この食育活動は、同組合が子どもたちに水産物への理解を深めてもらおうと川崎市幼稚園協会の加盟園(83園)で実施しているもので、同園が3園目。荒井利夫園長は「子どもたちは大喜び。魚に触れる貴重な体験となったのではないか」と話した。