たまプラーザ団地 家族でアウトドア体験 バイオネスト作りも
たまプラーザ住宅管理組合は11月23日と12月7日に、横浜市建築局と「たまプラーザ団地アウトドアフェスティバル」を開催した。イベントをきっかけに子育て世帯の流入を促すのが狙い。
取材した12月7日は、同組合集会所前の広場で、火起こし体験や焼きりんご作り、落ち葉アート作り等が行われた。子どもたちはマッチで薪に火をつけ、焚火で焼きマシュマロを楽しんだ。ボランティアスタッフで、ボーイスカウトの経験がある山下哲雄さんは「団地で火起こしができる機会は少ない。子どもたちの良い思い出になる」と話していた。
同団地のシンボルだったコナラの大木(枯れたため上部伐採済)の根元でバイオネスト作りも実施。バイオネストとは、落ち葉や枝などを鳥の巣のような形に積み上げた堆肥置き場。自然分解を利用したサステナブルな堆肥作りで、生物多様性の向上にもつながる。
イベントには団地のボランティア団体なども協力。同組合の洞澤葉子理事長=人物風土記で紹介=は「団地のPRだけでなく、ボランティア団体の人材発掘にもなれば」と話していた。