目指せ回転率のわるい店!?豊岡市出石町でゆったり過ごせる『出石一叶』で茶館体験♡ 豊岡市
豊岡市出石町の伝統建築物群保護地区にある『出石一叶(いずしいちか)』は、中国茶や台湾茶、兵庫県産の厳選したお茶を提供しているお店です。店主の大島榎奈(かな)さんが叶えたいお店のスタイル「茶館文化」をお伺いしてきました。
「中国のお茶文化には親戚や友人と集まってお茶を飲んで4時間も5時間もワイワイ過ごす茶館、というのがあるんです」と、大島さん。器も白い出石焼と中国茶が合うのでは?と思い、蕎麦を食べて帰るには勿体ない!とこの地に出店を決められたそうです。
店内はふんわりとお茶のいい香りが出迎えてくれます。入るとすぐカウンターがあり、お土産コーナーが店内の真ん中に置かれている、じっくり見入るのも楽しいスペースです。
開放的な窓と奥の庭が伝統的ですが、どこか中国の華やかさを思わせる内装。4人掛けテーブルが3つと、2人掛けテーブルが1つあります。
庭を独り占めできるような縁側のお席も素敵ですよね。
まずはカウンターでお茶を注文します。「中国茶はなじみがありますか?」と大島さん。「普段はコーヒーなので全く知識がないんです」というと、「大丈夫ですよ♪例えば、緑茶とウーロン茶、どちらが好みですか?」と、わかりやすいグループ分けを丁寧に聞いてくれます。
ほかにも普段の好みはアイスかホットか、など、カウンセラーのように上手に聞き出してくれるので、自分のその日の気分に合うお茶がすんなり決まります。この会話もとっても楽しくワクワクしました♪
「一煎二煎じゃもったいない。しっかり湯切りすることで何度もお茶を楽しめます。茶館文化も大好きだから、ゆっくり長居して欲しいんですよ~」と熱烈に話す大島さん。「回転率の悪い店を目指しています」とあっけらかんと笑います。
薬膳で用いられる山査子(さんざし)、棗(なつめ)、龍眼(りゅうがん)やナッツ、ドライフルーツがお茶うけとしてついてきます。ちょっとドキドキしますね。
ふるさと豆腐(豊岡市但東町)から豆乳を分けてもらい、作っている豆花。お茶のいい香りと豆腐の味わいで仕事を忘れてゆったりしすぎてしまいます(笑)。
店内で工夫茶セットをお召し上がりで1~2煎しか飲めず、続きを飲みたい方にはボトル代220円で茶葉を再利用していただけます。通常のテイクアウトボトルティーはお好きな茶葉を選んでいただいて680円なので、これも大変お得です。
購入した日は何度でもお湯を入れてもらえるので、出石の町並みを散策しながら茶館も楽しめるということですね♡
「茶館文化」をたくさんの人に知ってもらいたい、という大島さん情熱は「出石一叶」のインスタグラムでも堪能できます。中国茶への敬意と愛がインスタグラムからも伝わって、行ってみたい!となります。いい香りに包まれながらゆっくり「出石一叶」を満喫してください♡
場所
茶館一叶
(豊岡市出石町八木81)
営業時間
11:00~18:00
定休日
原則、水曜~金曜日
※イベントなどがある日は変更になります
※詳しくはお店の公式Instagramをご確認ください