認知症の世界を体験 VR活用で理解深める
認知症の人の症状をVRで疑似体験する講座が9月13日、マザーホーム戸室で開かれ、南毛利地域包括支援センターの職員と地域住民含めた約20人が参加し、認知症への理解を深めた。
当日は介護事業を展開する株式会社シルバーウッドのスタッフが講師を務め、参加者は物の距離感が分からなくなる「視空間失認」や、実際には見えないものが見える幻視症状が特徴の「レビー小体型認知症」の症状をVRゴーグルを通して疑似体験した。
参加者からは「当事者の視点を体験するのは初めてで興味深かった」「認知症の人への対応の仕方ではなく、今後は本人視点でどう思うかを考えようと思った」といった声があがった。