ケリンググループが25店舗を閉鎖 1〜3月は「グッチ」の売上高が前期比24%減と低迷が続く
ケリンググループ(Kering Group)は4月23日、2025年12月期の第1四半期決算を発表した。売上高は前年比14%減となる38億8300万ユーロ(約6329億円*)と、2桁となる大幅な減収となった。ケリンググループは3月末までに全世界で25店舗を閉鎖し、直営店は1788店舗となった。
地域別での売上高は、欧州が前年同期比13%減、北米が同13%減、日本が11%減、日本を除くアジア太平洋が同25%減と前期からの低迷が継続している状況だ。
ブランド別の売上高は、「グッチ(GUCCI)」は前年同期比で24%減となる15億7100万ユーロ(約2560億円)、「サンローラン(Saint Laurent)」は同8%減となる6億7900万ユーロ(約1106億円)、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は同4%増となる4億500万ユーロ(約733億円)だった。
ケリンググループの3大ブランド以外の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「アレキサンダー マックイーン(Alexander McQueen)」などの売上高の合計は同11%減となる7億3300万ユーロ(約1194億円)だった。
*1ユーロ=163円換算(4月28日時点)