中井町 多様な声拾う防災モニター 境在住 中西さん
女性や町内の企業に勤務している人など、多様なバックグラウンドを持つ人たちに防災訓練に参加してもらい、町の防災対策について意見をもらう中井町独自の取り組み「防災モニター」が始動している。
同世代への訴求を
中井町境在住の中西和美さん(48)は、女性として、また子育て中の保護者の目線を防災に反映してほしいと同モニターに参加した。都内に勤務する夫と、小中高校生の息子が3人、愛犬と暮らしている。
子どもたちの町外に通う習い事などもあり、生活圏がバラバラなことが不安要素の一つだと、8月9日に中井町で震度5弱を観測した地震で気づいたという。
「親が近くにいられない時に、子どもの配慮してほしい情報などを伝えられるようにするカードや、事前に避難場所を決めるなどの話し合いが必要だと感じました。同世代に関心を持ってもらえるよう活動を充実させたい」と笑顔で話していた。