宮ヶ瀬湖周辺で8月1日から交通実証を開始。マイクロモビリティを活用
自動車よりコンパクトで機動性が高く、地域の手軽な移動の足となる1人または2人乗り程度の車両「マイクロモビリティ」を活用した交通実証実験が、8月1日から11月30日まで宮ヶ瀬湖周辺地域で行われている。
これは国が推進するデジタル田園都市国家構想に基づき、県が(公財)宮ヶ瀬ダム周辺振興財団や周辺市町村、民間企業らと連携を図り、マイクロモビリティのシェアリングサービスを提供するもの。宮ヶ瀬湖を訪れる観光客の周遊性向上や地域活性化、周辺道路の渋滞緩和、観光保全をめざしていく。
ステーション間自由に移動可能
宮ヶ瀬湖畔園地と県立あいかわ公園2カ所にモビリティステーションを設置。両ステーションに電動キックボード10台、E-Bike10台を用意し、ステーション間を自由に行き来できる。
利用するにはアプリ「SEABoard」「HELLOCYCLING」への登録が必要。利用時間は午前8時から午後5時(最終受付は4時)。電動キックボードを利用できるのは16歳以上で利用料金は15分250円。E-Bikeを利用できるのは身長が159cmから178cmの人、利用料金は30分300円。どちらもアンケート回答者は15分無料。
事業を運営する(株)サンオータス(横浜市)は「宮ヶ瀬湖周辺道路はイベント時に渋滞する。マイクロモビリティの活用で渋滞を緩和しCO2の排出も抑えられる」と話す。
詳細は同振興財団公式ホームページ「ぐるり宮ヶ瀬湖」で。