<プロ野球ドラフト>ロッテから2位指名の宮崎竜成(ヤマハ)に約300通のお祝いメッセージ!「過去最高の数でした」
プロ野球ドラフト会議から一夜明けた10月25日、ロッテから2位指名を受けたヤマハの宮崎竜成内野手があらためて心境を語りました。「プロに行くと心に誓ってヤマハに入った。2年間戦ってきて、結果として表すことができた」。目標を実現した顔には重圧から解放された安堵(あんど)感がにじんでいました。
宮崎選手の携帯電話には約300通のお祝いメッセージが届いたそう。「過去最高の数だった」とうれしい驚きに頬を緩めました。この日は工場や本社へあいさつに回り、グラウンドでもチームメートに指名を報告。チームメートからは胴上げで祝福を受け、高々と宙に舞った宮崎選手は満面の笑みを浮かべました。
日本選手権「最後に恩返ししたい」
立命館大時代はコロナ禍の影響で試合の中止が相次ぎ、十分な野球生活を送れず。「もういいかな」と一時は野球に区切りを付けようと思ったものの、ヤマハからの熱心な誘いを受け、もう一度挑戦することを決意しました。
飛躍のきっかけは精神面が安定したことにあるとのこと。結果に一喜一憂せず、冷静に内容を分析した上で次につなげる習慣をつけ、調子の波が少なくなったといいます。
来月初旬には日本選手権の初戦を迎え、都市対抗の初戦でコールド負けした明治安田生命と再戦します。「ここでの2年間はけがから始まったが、リハビリ中にも皆さんから励ましの声をいただき助けられた。最後に恩返しができるよう、やれることをやって戦いたい」。ヤマハで臨む最後の大会を最高の形で終えるため、気合が入ります。