自転車ルールの徹底を 「サイクルポリス」が上越市で初の広報活動
自転車の交通ルール周知などに取り組む新潟県警の「サイクルポリス」が2025年5月26日、上越市のえちごトキめき鉄道春日山駅で広報活動を行った。通学の高校生らに、安全運転やヘルメットの着用を呼び掛けた。
《画像:春日山駅利用者に安全運転を呼び掛けるサイクルポリス(右)》
サイクルポリスは、警察庁が来年度から16歳以上を対象に、携帯電話を使用しながらの「ながら運転」や信号無視、一時不停止などの自転車の交通違反について、反則金納付を求める交通反則通告制度、いわゆる「青切符」を導入する方針を示したことを受け、4月に発足。県警本部交通機動隊から5人が任命され、自転車に乗って新制度や交通ルールの周知、街頭指導などに当たっている。
《画像:自転車に乗って広報や街頭指導に当たる》
この日は今月の自転車安全月間に合わせ、上越署管内で初めて出動。サイクルポリス2人をはじめ、同署や市からも参加し9人で活動した。自転車に乗って駅を訪れる高校生や地域住民に対して啓発品を配り、ヘルメットの着用や原則車道を走ること、駐車時は施錠を行うことなどを声掛けした。
《画像:通学の高校生らに啓発品を配った》
同署管内では25日現在、自転車による人身事故が今年に入って2件(昨年同期9件)発生している。
サイクルポリスの佐々木浩樹警部補(42)は「ルールを守ることが事故に遭わない、起こさないことにつながる。自転車が安全に利用されるように広報に取り組みたい」と話した。