「さつまいも」のじつは傷む原因となる“NG保存方法”「袋のまま保存してた…」
さつまいものおいしい季節がやってきました。秋の味覚の定番とも言えるさつまいもですが、保存方法を間違うとすぐに傷んでしまいます。ここでは、ついついやりがちな「さつまいものNG保存」についてご紹介します。
NGその1.ビニール袋に入ったまま保存
スーパーでは、さつまいもを2〜3本まとめ売りしている商品もありますよね。ビニール袋に詰めて販売していることがほとんどですが、このままの状態で保存するのはNGです。
袋に入ったままだと蒸れやすく、さつまいもが傷む原因になります。
帰宅後は袋から取り出して、1本ずつ新聞紙に包みましょう。ポリ袋に入れるとビニール袋同様に蒸れますのでご注意を。
NGその2.冷蔵庫・野菜室に入れる
さつまいもを長持ちさせるには、温度が重要です。
「野菜は冷蔵庫に入れるもの」というイメージは強いかと思いますが、さつまいもは寒さが弱点。10℃以下の環境に置くと、低温障害を引き起こして傷んでしまいます。
これからの時期は、風通しのよい涼しい場所(15℃前後)で保存するのがベスト。どうしても冷蔵庫に入れるしかないカットしたさつまいもを保存する場合は、ラップや新聞紙で包んで早めに食べ切りましょう。
NGその3.土や泥を落とす
スーパーでも、ときどき土や泥がついたままのさつまいもが売られていることがあります。
見た目は汚れているように見えますが、洗い流してはいけません。
土や泥は、さつまいもを守ってくれるコーティングのようなもの。洗わずに泥がついたまま新聞紙に包んで保存すると長持ちします。
水洗いしたさつまいもは長期保存できませんので、早めに食べ切ってください。
旬のさつまいもをおいしく食べよう
さつまいもは、基本的に常温保存でOKです。
ただし、暖房があたる場所やコンロの近くなど、温度変化が激しい場所は避けてください。玄関や廊下など、15℃前後を保てる場所が望ましいです。
ただしい場所・方法で保存して、旬のさつまいもを長く楽しみましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア