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山下誠一郎、坂泰斗 アニメ『花は咲く、修羅の如く』に込めた想い!

文化放送

声優の安元洋貴と白石晴香がパーソナリティ!週替わりで登場するゲストとのトーク!
リスナーのみなさんからのリクエストを中心に集計したアニメ、ゲーム、声優、特撮に関するナンバーのオリジナルチャートを発表していく1時間のミュージックプログラム、
「A&Gメディアステーション FUN MORE TUNE」!
1月4日はゲストに山下誠一郎さん、坂泰斗さんをお迎えして、『花は咲く、修羅の如く』特集をお送りしました。

1月7日にスタートしたTVアニメ『花は咲く、修羅の如く』、どんな作品、ストーリーなのでしょうか?「放送部を題材にした青春漫画。女の子のキャラクターが多めの作品で、高校で放送部に入った春山花奈ちゃんが主人公。いろんな先輩や仲間と出会って、時にぶつかり、コンクールを目指す王道の青春ものです(山下)」

「放送部なので、凄く恵まれた声だったり、声に自信がなかったり、我々の仕事にも通じることがあって胸がズキッとします。好きなことと出来ることは違うんだみたいな。高校の放送コンクールを題材にしていて、アナウンス部門と朗読部門、2つのジャンルがある中で、どっちを目指すか。ド直球スポコンです」

山下さん演じる「秋山松雪」は、どんなキャラクターなのでしょうか?「未経験で入部したキャラクターで、地声の良さを武器にアナウンスの方に行く。あえて経験したことがない感じを出すって、やっぱり難しい。二重の演技というか、劇中で朗読をするキャラクターを演じる声優さんっていうところで独特な感じでしたね(山下)」

坂さん演じる「箱山瀬太郎」は、どんなキャラクターかというと「作品の中でも後ろ向きというか、朗読をすることに対して凄くネガティブな感じ。山下さん演じる秋山くんたちの先輩なので、1回コンクールを経験しているグループ。そういった過去がありつつ、後ろ向きっていうキャラクターで、声質だったり、読みたい・読みたくないっていうところも結構出てきます(坂)」

それぞれが演じるキャラクターの印象も伺いました。「松雪は器用な方だと思います。俯瞰で物を見ることに慣れていて、彼の生活というか、生い立ちにも関係しているところではあるんですけど、割と冷静に動揺することがないって意味では、僕の理想というか、僕にはないものを持ってる感じではありますね(山下)」

「キャラクター自身も、立ち絵もかなり猫背なんですよね。しっかり猫背で、アフレコの時、普段の僕みたいにかなり猫背の状態で喋らせて頂いたりっていうところもあって、凄く共感できたキャラクターですね(坂)」

放送部を舞台にした作品、アフレコ現場の雰囲気はどんな感じなのでしょうか?「ヒロインたちは朗読シーンが多いので、練習を休憩時間や合間にしてます。ディレクターさんと“こういう風にしたい”と話したり、部活の練習シーンも鮮明に描かれていて、鼻濁音だったり、アクセントが違うとか、ちょっとスパルタなところもあったり。読みのイントネーションで1個成功すると1個間違えるみたいな、もどかしい繰り返しというか。細かいところまで集中しているのでアフレコは頑張った分疲れる。しっかり終わったみたいな感じはありましたね(山下・坂)」

作品を通じてどんな学びや発見があったのでしょうか?「初心忘れるべからず的な、作品のメッセージの中に、“ああ、こういうこと忘れてたな”みたいな、いろいろ思い出して初心に帰るってめちゃくちゃありました。今回は放送部ですけど、熱量、好きなものがある、いろんな意見があるっていうのはどの業界、世界でも一緒って思うと、幅広い人に見てもらえるはずという期待、確信はありましたね(山下)」

「キャラクターの成長の線っていうのはあると思うんですけど、まわりにいる人たちの影響を受けて変わるっていうのが自然に出る、凄く貴重な経験をさせて頂きました。かなり自然体で出来たなっていうのはありましたね(坂)」

主人公の「春山花奈」を演じる藤寺美徳さんは現役の高校生!「アフレコに制服でいらっしゃって、これ以上ないリアルに僕らが合わせていかないといけない。藤寺さん演じる花奈ちゃんも、元々の素養が凄いキャラクターなんですね。花奈ちゃんがいることによってまわりが影響されて変わっていく、先輩も冷や汗をかくような存在。我々先輩と言いつつも“凄ぇ…”と感嘆するような藤寺さんのパワー。それでいてめちゃくちゃ謙虚で、隙がない、本当に素敵な座長です(山下・坂)」

ふぁんもリスナーからの質問「ここを見てほしいと思ったところはありますか?注目ポイントぜひ教えてください!」にも答えてもらいました!「音にこだわっているので、ある意味イヤホン推奨なのかな。いいスピーカーを持ってたらそれで聞くのもありだと思うし、イヤホンだったら声の息遣いとか、吸う音、吐く音がしっかり聞こえるんじゃないかな。声や音のこだわりっていうのは凄く強いので(山下)」

「作品を通してディレクションで一貫していたのが引き算というか、押し付けない表現をしてくださいっていう風に言われていて。見る人が受け取ったもの、感じた感情が正解っていう作品に全体としてなっているので、感じるポイントが人によって違うと思うんです。そこが違っていい、もの凄く楽しんで頂けると思います(坂)」

放送部を題材にした青春漫画「花は咲く、修羅の如く」はどんな作品になると思うのか、代表して山下さんにお答え頂きました。「日々生きてく中で、本気だからこそぶつかる壁や熱、本気になるほど大変なことってあると思うんですけど、それでもやっぱり好きなものは好きって言える、夢を諦めないって大事だなって思わせてもらえる作品。部活もので青春ものと言いつつ、大人になった今だからこそ思い出したり、新たな気持ちにしてもらえる作品だと思うので、新年のスタートにぜひぜひよろしくお願いします」

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