【船橋市】食で知る!姉妹都市デンマーク「オーデンセ市」と友好都市中国「西安市」の料理
その土地の料理を知ると、そこに住む人々の暮らしや文化を身近に感じることができます。
船橋市の姉妹都市・友好都市の料理を知り、それぞれの市への関心を高めてみませんか?
オーデンセ料理(デンマーク)
フュン島にあるオーデンセ市は、港の近くに位置するため、新鮮な海産物が楽しめます。
また、フレスケスタイといったローストポーク系の料理が絶品として知られています。
【スモーブロー】
バター(スモー)を塗ったパン(ブロー)の上に、魚介などの具材をたっぷりのせたオープンサンドイッチ。
ナイフとフォークで食べます。
現地にはお寿司サイズのスモーブローを提供するレストランもあり、「スムッシー」という造語で親しまれているそうです。
ローストビーフとレバーパテを使った「獣医の夜食」、白身魚のフライなどを使用した「シューティングスター」など、ユニークな名前のスモーブローも数多く見られます。
【フリッカデーラ】
国民食として愛される食べ物の一つで、ふっくら軟らかいミートボール。
ブラウンソースや甘いベリージャムをかけて食べるのが特徴。
小さなハンバーグと評されるほどの細やかな味付けが最大の魅力です。
【フレスケスタイ】
皮付きで表面をカリカリに焼いたローストポーク。
クリスマスの定番のため冬の料理と紹介されますが、家庭では一年を通して食べられています。
レストランでは通年提供されており、観光客もしばしばおすすめ料理として挙げています。
【エルダーフラワーコーディアル】
解熱効果や利尿作用、美肌効果など多くの効果・効能を持つハーブをシロップに漬け込んで作る濃縮飲料。
初夏の飲み物として人気です。
エルダーの和名はニワトコ。
ハリーポッターシリーズにも最強の杖として登場する木であり、また近隣のアイルランドや北欧諸国でも妖精や精霊たちの重要な木として大切にされています。
【ライ麦パン】
デンマークの食卓に欠かせない一品。
ライ麦は小麦より寒冷な気候でも育つため、北欧でも収穫できる麦として重宝されています。
西安料理(中国)
小麦が主食のため、麺やモー(小麦粉をこねた生地を茹でる以外の方法で加熱したもの)の料理が数多くあります。
特に有名なのは水餃子で、古くから親しまれています。
【ロージャーモー】
モー(焼きパン)に煮込んだ肉の細切りを挟んだ西安の名物料理。
「中国風ハンバーガー」とも呼ばれ、専門店もあるほど人気の軽食です。
中に挟む肉は、店によって牛・豚・羊とバリエーションが豊富。
【ビャンビャン麺】
もちもちとした食感の幅広い麺が特徴の郷土料理。
漢字表記にすると「ビャン」1文字で画数が50画を超えることでも知られています。
ゆでた麺の上に唐辛子や刻みネギを掛け、それに熱した油をかけて香りを出し、汁なし麺として食べる方法が主流です。
【シーズービン(柿子餅)】
よくこねた柿と小麦粉の中にくるみや小豆などを入れ、油で揚げて作る郷土菓子。
柿の風味が香ばしく、秋冬のおやつとして人気です。
中身はキンモクセイのジャムやあんこ、ゴマ、ピーナッツやレーズンなどさまざまなバリエーションがあるようです。
【ジン・シアン・ユー・ター(金線油塔)】
唐の時代から親しまれ、受け継がれている名物料理。
油を練り込んだ細い麺を繭のような形にまとめて蒸したもので、ふわふわとした食感が人気。
作るのにとても時間がかかるため、現代では家庭で作ることは少ないそうです。
【水餃子】
西安の定番料理。
熱湯でゆでるため、皮は少し厚めに作られます。
中身は牛、羊、豚、魚、白菜、ニラ、ズッキーニなどさまざま。
中国では水餃子は「主食」で、白飯のおかずとして食べるのではないそうです。
「食べようオーデンセ」「食べよう西安」キャンペーン
2024年は船橋市とデンマーク・オーデンセ市との姉妹都市提携35周年、中国・西安市との友好都市提携30周年です。
その記念事業の一つとして、両市の料理を市内店舗で提供するキャンペーンを12月1日まで実施中。
また、食を通して子どもたちが両市への理解を深められるよう、市立小・中学校と特別支援学校の給食にそれぞれの料理をメニューに取り入れるキャンペーンも行われました。
今回ご紹介したメニューには日本でおなじみの食材を使用しているものもありますが、味付けや調理法、食べ方はその国のその地方ならではです。
船橋市内の飲食店で扱っているものやレシピが公開されているものもあるので、気になるものがあれば一度試してみませんか。
キャンペーン内容、姉妹・友好都市についてはhttps://www.city.funabashi.lg.jp/shisei/shoukai/003/p127107.htmlから
取材協力/Once upon a time(ワンス アポン ア タイム)、西安料理 福家