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「キングスと戦うときはいつも特別な感情がある」 沖縄県北谷町出身 津山尚大選手(島根スサノオマジック)地元凱旋を前に植草アナがインタビュー!

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「キングスと戦うときはいつも特別な感情がある」 沖縄県北谷町出身 津山尚大選手(島根スサノオマジック)地元凱旋を前に植草アナがインタビュー!

「現状キングスに次ぐ西地区2位につけているのは、まあまあな出来だと思っています。ただキングスを意識しながらプレーしてしまうと、自分たちが目指しているリーグ優勝ではなく西地区優勝が目標になってしまうので、あまり意識せずに自分たちのプレースタイルを確立するように今はプレーできていると思っています」 バスケットボールBリーグの島根スサノオマジックでプレーする津山尚大28歳。沖縄県北谷町出身。2015年、当時bjリーグの琉球ゴールデンキングスでキャリアをスタートさせ2017‐18シーズンまで在籍した。今月12日(水)に沖縄サントリーアリーナで実現する琉球対島根の西地区首位攻防戦を前に、地元凱旋を果たす津山尚大に懸ける想いを聞いた。

©︎SHIMANE SUSANOO MAGIC

琉球と戦うときは特別な感情がある

オンラインインタビューに応じる津山選手(3月10日)

「毎シーズン思うことなんですが、琉球と戦うときは特別な感情があります。なるべく平常心を保ってプレーしようと心がけてはいますね(笑)。家族も親戚もみんな見に来るので、自分が成長した姿をみんなに見せられたらなと思います」 2018年にキングスを離れて以降、ライジングゼファー福岡、アルバルク東京、三遠ネオフェニックスと渡り歩き、2022‐23シーズンから島根でプレーしている。22‐23シーズンといえば琉球ゴールデンキングスがBリーグ初制覇を成し遂げたメモリアルイヤーだ。 「正直複雑でしたね」 古巣であり故郷のクラブが成し遂げた日本一を素直に喜べない自分が居た。 「すごいなという尊敬の気持ちと、悔しい想いがありました。僕が琉球に居る時にも優勝したかったですし、今は島根で優勝したかったという2種類の悔しさがありましたね」 「本当に優勝は難しいと思っていて、沢山の選手が居る中でBリーグ優勝を経験できる選手は一握りだと思います。そこを目指しながらやっていますし、優勝に貢献したいというのが一番で。目の前のキングス戦ももちろん大事なんですけど、今シーズン優勝するために、チームの力になれるように責任感を持ってプレーしています」

©︎SHIMANE SUSANOO MAGIC

高校進学を機に沖縄を離れ様々な土地でバスケットボールに励んできた。島根でのプレーは3シーズン目。チームが強くなるのとともに地域が盛り上がる、その過程が自身の力にもなっている。 「沖縄もとてもバスケット熱の高い地域ですが、島根もとても熱量を感じる場所です。県をあげて応援してくれている雰囲気もあるので、我々のモチベーションになっています」

琉球戦、最後まで出し切りたい

「優勝という目標は口にしているだけで実現できるほど甘くないと思っています。連覇を経験した(安藤)誓哉さんからも日頃から言われているので。自分自身を追い込んで、最後まで出し切って、後悔なくシーズンを終えられるように頑張っていきたいと思っています」

©︎SHIMANE SUSANOO MAGIC

今シーズンは平均プレータイム、平均得点、フィールドゴールの平均試投数など数々のスタッツがキャリアハイの数字で推移している。 「今シーズンはビッグラインナップが増えたので、相手が収縮して自分がフリーになる事が増えて外を撃ちつつ中にも切り込めるシチュエーションが増えました。今までのプロキャリアの中でプレーもメンタルも思考も安定しているシーズンなので、終盤戦にかけてもっともっと自分のスタッツも意識していきたいと思っています」 12日の琉球戦は西地区首位の琉球、2位の島根両者にとって重要な一戦となる。 「最後まで出し切りたいですし、出し切って終わらないとCSに向けて成長できないと思っているので。自分たちのどこが良かった悪かったというのを分析しながら琉球戦に挑みたいと思っています」

🖊取材メモ

津山選手の大好物は“母の手作り沖縄そば”! いつも沖縄での試合の際は、試合の前日に実家に帰って母の沖縄そばを食べてパワーをつけるのがルーティンだそうです! 12日の琉球戦もそのルーティーンワークで試合に挑むという事でした! 西地区首位攻防戦、キングスの選手はもちろん津山選手のプレーにも注目です! 取材・執筆:植草凜(沖縄テレビアナウンサー)

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