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『ジュラシック・ワールド リバース』は「聖典」原作小説を活用 ─ 第1作『ジュラシック・パーク』で実現しなかったアイデアを採用

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『ジュラシック・ワールド』シリーズの最新作『ジュラシック・ワールド リバース(原題)』は、長きにわたるシリーズの“原点回帰”となる一作。監督の、製作総指揮のスティーブン・スピルバーグ、脚本のデヴィッド・コープは、揃ってオリジナル版『ジュラシック・パーク』(1993)の精神に戻ることを目指したという。

もっとも、第1作『ジュラシック・パーク』と第2作『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)以来の復帰となったコープによれば、“原点回帰”の射程は映画版シリーズにとどまらないようだ。創造主マイケル・クライトンによる原作小説の内容が、なんと本作には活かされているという。米にて語った。

「2冊の小説を読み返し、いくつか利用したところがあります。小説の第1作には、オリジナルの映画(『ジュラシック・パーク』)に使いたかったシークエンスがあったんですが、当時はその余地がなかったんです。そこで、“よし、今回は使えるぞ”と。30年経った今、当時と同じようなことを考えるのは本当に楽しいですよ。今でも恐竜は楽しい。」

コープが参照したのは、クライトンが1990年に発表した小説版『ジュラシック・パーク』。本作では、かつて『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』の執筆にも活用されたという正真正銘の“聖典”に立ち戻ったのだ。自身が執筆した映画版の2作を「最も気に入っている」というコープは、当時の思い出をこのようにも振り返っている。

「第1作の当時はCGの黎明期で、スティーブン(・スピルバーグ)に“脚本を書くうえでの限界は?”と尋ねたんです。すると、“君の想像力だけだよ”と。そのとき、“なるほどね、ちょっと大変だな”と思いました。僕たちは作りたいものを作り、それがうまくいくかどうかを彼は見ていたんですね。大作映画は期待も大きく、コストもかかる。緊張感や不安も非常に大きいんですよ。」

もっとも、スピルバーグの提案により“原点回帰”が図られた今回、コープはスピルバーグとの共同作業を大いに楽しんだようだ。「予算や期待の話になるとプレッシャーを感じますが、最初のうちはプレッシャーなんてありませんでした。とにかく、自分たちのアイデアを追求するだけだから」。

物語の舞台は、前作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)から5年後。恐竜は現代の地球環境で生存できないことが判明し、いまや赤道直下の隔離環境でわずかに生き残るのみとなった。スカーレット・ヨハンソン演じる工作員ゾラ・ベネットは、人類を救う薬を開発するために恐竜3体からDNAを確保する任務に参加するが、水棲恐竜の襲撃で立ち往生した家族と遭遇。やがて、長年隠匿されていた恐るべき事実を知る。

映画『ジュラシック・ワールド リバース(原題)』は2025年7月2日に米国公開予定。

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