【姫路・赤穂市】室内楽を身近に ル・ポン国際音楽祭は9月27日から
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で第1コンサートマスターを務める樫本大進さんが音楽監督を務める「ル・ポン国際音楽祭」の今年の日程が決まった。
播磨にゆかりのある世界的ヴァイオリン奏者の樫本さんが「欧州のような市民が気軽に楽しめる音楽祭を」と提唱し、同氏と親交がある演奏家を招いて2007年に赤穂で始まったコンサート。「ル・ポン」はフランス語で「架け橋」の意味で、「人と人、国と国とを結び、平和の尊さを未来に引き継いでいく演奏会にしたい」との思いを込めている。翌2008年に姫路で催して以後、しばらくは両市が交互に開き、2012年からは共同で開催するようになっている。 今回は9カ国から14人のアーティストが出演し、モーツァルトと没後50年を迎えたショスタコーヴィチの融合をテーマに特別プログラムを演奏するという。
公演は、赤穂が9月27日・28日17時半〜赤穂城跡特設会場(雨天時は赤穂化成ハーモニーホール)と30日・10月1日18時半〜ハーモニーホールの4日間、姫路が3日19時〜アクリエひめじ大ホールと4日17時〜同の2日間。
チケットは1公演1千円(全席指定)で、7月25日からローソンチケットやチケットぴあ、ハーモニーホール(赤穂公演のみ)で一般販売を開始。これ以外に、小中学生と保護者向けのファミリーチケット(1人500円)と姫路市民先行チケットも用意する。
ファミリーチケットの対象は赤穂の28日・30日(各24席)と姫路の両日(各72席)で、7月10日まで受け付け中。赤穂はハーモニーホールへ往復はがき(1枚で最大4人)で、姫路は公式ホームページ(https://imf-le-pont.jp)掲載の専用フォームから申し込む。複数回の応募は無効とし、応募者多数の場合は抽選で決める。
姫路市民先行券は、27・28日(各20枚)、30・1日(各36枚)、姫路の両日(各300枚)を7月10日まで公式HP掲載の専用フォームで受け付ける。応募者多数の場合は抽選。
また、プログラムへの芳名掲載や演奏会への招待などの特典がある寄付(個人=1口1万円、企業=同5万円)も募集している。問い合わせは実行委員会(姫路TEL079-221-2098、赤穂TEL0791-43-6867)。<2025/06/27>