とあるケアマネが出会った〝おもしれー老女〟に4.7万人夢中 「女傑」「ベジータ様やないか」
現代日本において、65歳以上の高齢者の人口は総人口の29.1%を占めているらしい。
そんな時代において欠かせないのが、介護の仕事だ。
九州在住のXユーザー・ケン(@LBomOmzwA7p8hba)さんは、介護支援専門員(ケアマネージャー)として介護の仕事に携わる人の1人。ある日の仕事中、あまりにもユニークなおばあちゃんに出会ったという。
ケンさんは自身の体験に基づく漫画をX上で発表中。2025年3月30日には「若い頃『おもしれー女』と呼ばれてそうな方の介護相談」という呟きと共に作品を投稿した。
物語は、「お金減り過ぎて最早何も感じなくなってる自らをエルフと思い込むおじさんケアマネ」こと〝私〟の働く事務所へ、1人の高齢男性がに飛び込み相談へ来るところから始まる。
「妻が動けんから来てくれんかね」
どうやら、男性の妻が動けなくなってしまい、困っているようだ。そこで〝私〟は彼女のもとへ向かうことに。
そこで待っていたのが、「おもしれー女」であった。
ツッコミ不可避の発言連発
「大丈夫ですかー?」
〝私〟が布団の中の女性に声をかけると、彼女は凛々しい表情で目線をくれる。しかも二指の敬礼つき。なんてカッコいい挨拶なんだ。
そんな彼女は、82歳。腰椎を圧迫骨折し、自宅療養をすることになっている。
その現状について、彼女はこう評価する。
「この私が圧迫骨折とはね もう平成も終わりよ」
思わず「今令和ですよ」と即ツッコむ〝私〟。
それにしてもこのおばあちゃん、自分の丈夫さにかなりの自信があったのだろうか。しかし、時の流れとは残酷なもの......。平成はとっくに終わり令和になったし、骨の老化も止められない。
現在の困難は、痛みで起き上がったりするのが大変なこと。〝私〟は至急、介護ベッドを手配することにした。すると彼女は気迫たっぷりにこう言ったのである。
「世話になるよ この私が」
ことあるごとに、凄みを出してくるおばあちゃん。体は動かずとも、タフな精神力はまだまだ健在のようだ。思わず「どの私...」と、笑いを堪えきれない〝私〟だった。
この投稿に、Xユーザーからは4万7000件を超えるいいねのほか、
「女傑」 「面白いけどかっこいい」 「かっけぇ 若い頃旧車とか乗り回しててほしいです」 「頼もしいお方ですねw」 「こういうおばあちゃんになりたいと思ってしまった笑」 「もうベジータ様やないか」
といった声が寄せられている。
昔は運動や山登りなど、活発に過ごしていたというこのおばあちゃん。その後はデイサービスで積極的にリハビリに取り組んでいるとのこと。
気迫溢れるおばあちゃん、完全復活したらどれほどパワフルなのだろうか。(ライター:Met)