知らずにやってない?「延長コード」のやってはいけない“3つのNG行為”「危険な使い方だった」「反省」
家の中にあるコンセントは数に限りがあるもの。だからこそ、コンセントを手軽に増やせる延長コードは本当に便利です。きっと、ご家庭にも1つはある必需品でしょう。しかし、何気なく使っているその延長コード、じつは危険をともなう使い方かもしれません……。ここでは、事故につながりかねない「延長コードのNG行為」を3つご紹介します。
NGその1.電源タップをつける
延長コードに電源タップをつなげて、家電をたくさん使っていませんか? 一見便利かもしれませんが、「たこ足配線」は非常に危険です。
一般家庭用のコンセントは、最大1,500Wと使える電気の量が決まっています。複数の家電製品をつなぐと許容量を超える可能性が高くなります。その結果、コードが熱を持ち、火災を引き起こす危険性があるのです。
延長コード単独で使う場合も注意が必要ですが、さらに電源タップをつなぐのはリスクしかありません。延長コードと電源タップの併用は絶対に避けましょう。
NGその2.ドライヤーを使う
意外とやりがちなのが、使いはじめの電力消費が大きい家電につなぐ失敗。ドライヤーは一瞬で1200W以上の電力を使うこともあり、電力消費が激しい家電です。電流が大きく流れる家電を延長コードにつないで使用すると、コードが溶ける、発火するなどの危険が潜んでいます。たとえ1,500Wであっても、急激な電量消費がある家電についてはコンセントに直接つないで使うのが基本です。
NGその3.電子レンジにつなぐ
「キッチンのコンセントが足りなくて、延長コードで電子レンジをつないでる……」というご家庭は、意外と多いかもしれません。しかし、電子レンジもドライヤー同様に延長コードの使用は避けておきたい家電のひとつです。
電子レンジは一見シンプルでも、使うときに一気に大量の電力を消費するため、延長コードを使うと発火やショートにつながる可能性があります。
また、キッチン家電は消費電力が大きい傾向があるため、複数つなぐと延長コードの許容量を超えるおそれも……。安心安全に家電を使うためにも、キッチンで延長コードを使用すること自体に注意しなくてはなりません。
延長コードは、正しく使ってこそ便利なアイテム
延長コードは便利な反面、使い方を間違えると火災などの大きな事故につながることもあります。「これくらい大丈夫」と油断せず、延長コードの使い方を定期的にチェックしましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア