夏の子どもの居場所を ボラ団体とコミハが共催
夏休みも終盤の8月23日と24日、小中高生の学習サポートと居場所づくりを目的としたイベントが西区浅間町で開催された。ボランティア団体「あすのち」と浅間コミュニティハウスが共催したもの。
2日間で小中学生約15人が集まり、読書感想文や自由研究などの宿題に取り組んだ。ボランティアの高校生や大学生、社会人の「お兄さん、お姉さん」に1対1で勉強を教えてもらったほか、ボードゲームやカードゲームで交流を深めていた。1日目が楽しかったからと、2日連続で参加する子どももいた。
「あすのち」は2017年に代表の乾さん(23)が、誰でも行ける地域の学び場を作りたいと立ち上げた。現在は、「将来教育の現場に携わりたい」「子どもと関わるのが好き」などの理由から集まるスタッフ約45人で活動。横浜市の西区福祉保健活動拠点フクシア=高島=と座間市の2教室でそれぞれ毎月2回、学習のサポートやフリースペースを開催している。
今後は教室の開催を増やしたり、企業に依頼して職業講和や体験の場を作る予定だという。乾さんは「学ぶ楽しさや多様な生き方があり、いろいろな大人がいることを知ってもらいたい。未来に希望を持ってもらえたら」と語る。「こどもが自分の明日を信じていける社会をつくる」ことを目指し、活動の幅を広げている。