視点を変え、大根掘り 峯岡幼稚園 園児と喜び共有
峰岡町の認定こども園峯岡幼稚園(西山俊太郎園長)では年間を通して、陶芸教室や餅つきなどの行事が目白押し。教職員と園児の絆を深める機会にもなっている。
同園は管理している畑で約10年前から毎年、教職員らが力を合わせてサツマイモを育てており、7月ごろにはサツマイモの葉で畑が緑に染まる。園児は収穫や実食を通じ、農業の楽しさなどを学んでいる。
しかし、昨年は猛暑による水不足などでサツマイモが育たないという異常事態が発生。9月になっても成長することはなかった。サツマイモの代わりになる野菜を育てようと教職員で話し合いを重ね、秋ごろからでも育てられる大根を栽培することに決めた。
9月20日に大根の種まきを行い、数日後に双葉が生えそろった。台風にも負けずに大きいものだと約20cmに成長。12月、園児は教職員と共にたくましく育った大根約70本を収穫し、煮物や炒め物などにして味わった。西山園長は「大根の栽培は初めてでうまく育つか心配だったが、無事に成長してくれて良かった。今後も園児がいろんなことを体験できる機会を設けていきたい」と話した。