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海釣りと何が違うの? 川釣り入門者が押さえておきたいチェックポイント!

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海釣りと何が違うの? 川釣り入門者が押さえておきたいチェックポイント!

休日のアクティビティとして人気の高い釣り。釣りと一口に言っても、海釣り、川釣り、湖・池・ダムでの釣りなどそのスタイルはさまざまです。そのなかでも「川釣り」は、自然に囲まれた静かな環境で気軽に楽しめるのが魅力。とくにアウトドア好きの方なら、キャンプ場に併設された釣り場で川釣りに挑戦する機会も多いかもしれません。しかし、海釣りと川釣りでは釣れる魚の種類や装備、ルールも異なります。

そこで今回は海釣りとの違いを交えながら、川釣り入門者が注意すべき基本のチェックポイントをおさらいしていきます。川釣りならではの魅力を感じつつ、ルールやマナーを守って自然を存分に楽しみましょう。

川釣りと海釣りの違いを知ろう

川釣りと海釣りでは場所の環境が全く違う

河川全体をみると、上流から下流、河口までその姿は大きく異なり、棲んでいる魚や環境もさまざまです。一般的に「川釣り」と聞くと、恐らく自然豊かな上流で楽しむ「渓流釣り」や、少し流れの緩やかな中流で小魚をのんびりとねらう釣りを想像されるのではないでしょうか? 当記事では、そんな上・中流域での釣りを対象にお伝えしたいと思います。

海釣りは、川釣りと比べて多くの魚をねらえます。しかしその分、釣り道具の選択肢が広がるため、初心者は迷ってしまうことも多いはず。一方の川釣りはねらえる魚がある程度決まっているので、必要な道具が絞りやすく、始めやすいといえるでしょう。

また、海釣りは広い海を相手にするため、ともすれば、ねらいドコロが大雑把になってしまいがち。初心者にとっては釣れるポイントを見つけるのが難しく感じてしまうかもしれません。
対照的に川釣りは、水の流れや岩陰といった地形、魚の動きから、「ここなら釣れそう」と直感的にポイントを絞り込みやすいという特徴があります。観察しながらねらいを定めることで、効率よく魚を釣ることができます。

川釣りを始めるときのルールと注意点

川釣りで守るべき大切なルールのひとつが「禁漁期間」。川釣りでは、魚の保護や人の安全のために、特定の期間中は釣りが禁止されることがよくあります。とくに上流の「渓流釣り」では、一般的に10月から2月ごろまでが禁漁期間に。しかし中・下流の釣り場では、アユやニジマス、ヤマメなど禁漁期間がある一部の魚種を除き、年間を通して釣りが可能なこともあります。釣りを予定している場所の禁漁期間については、しっかりと事前に確認しておきましょう。

アユやニジマス、ヤマメは禁漁期間やルールが難しいため、初心者には少しハードルが高いかもしれません。初心者や子どもにおすすめの魚としては、ウグイ、アブラハヤ、オイカワ、カワムツなどが挙げられます。これらの魚はノベ竿を使ったシンプルな仕掛でも釣れるため、気軽に挑戦できるのではないでしょうか。

釣り初心者や子どもに優しいのは、ウグイやアブラハヤ、オイカワ(写真左)、カワムツ(写真右)などの小魚たち

また川釣りをする際は、多くの場所で漁業協同組合が発行する「遊漁券」が必要です。遊漁券の収益は、稚魚の放流や川の環境整備など、魚を守るために使われるもの。遊漁券を持たずに釣りをすると、密漁と見なされる可能性があるので気を付けましょう。

もしもこれらルールや準備が難しいと感じる場合は、キャンプ場などに設置されている「管理釣り場」の利用がおすすめ。自然の川を区切り、魚を放流した管理釣り場では、禁漁期間を気にせず1年中釣りを楽しめるところもありますよ。

区画され釣りやすい管理釣り場

釣った魚を食べるときは寄生虫に注意!

川釣りでは、釣った魚をその場で食べることも楽しみのひとつ。川魚は食べられる種類がそれほど多くありませんが、アユやイワナなどの清流で育った魚は美味しいことで有名です。
ただし川魚には寄生虫が付いている可能性があるため、食べる際には注意が必要。安全に食べるためには、必ず加熱するか、冷凍して寄生虫を除去する必要があります。

※寄生虫の種類によっては、家庭の冷凍庫で死滅しないもの、または、死滅させるために日数を要するものもいますので十分に注意が必要です

釣った魚を調理する際、寄生虫は調理器具にも付着することがあります。たとえば、まな板や包丁に付いた寄生虫がほかの食材に移ると、思わぬ食中毒を引き起こすことも…。調理が終わったら、器具をしっかり洗浄することも忘れないようにしましょう。
始めから、魚を扱う器具とほかの食材を扱う器具を分けておくのも有効な方法です。

川釣りで失敗しないためのマナーと安全対策

出典:写真AC

川を区画された管理釣り場は別ですが、「下流(側)から上流(側)に向かって釣り場を探すこと」が川釣りの一般的なマナー。上流から近づくと下流の魚に人の気配を感じさせてしまい、釣れにくくなってしまいます。ほかの釣り人にも配慮して、川に入る際は自分より下流側に人がいないか確認しながら行動するようにしましょう。

また釣りモノにもよりますが、川の中に入って釣りをすることも多いため、万が一の事故に備えてライフジャケット滑りにくい靴底の長靴を準備。川の中に入って移動する際は足元に注意し、常にスリ足を心がけて歩くと安全です。

自然の中で遊ぶ川釣りは、野生動物との遭遇の危険も
出典:写真AC

さらに、(川釣りに限らず)自然の中での行動となるため、野生動物への注意も欠かせません。川沿いはクマやイノシシなどの野生動物が出没することがあります。危険を避けるため、事前に出没情報のチェックや目視にて周辺の確認、クマ除けの鈴やハチ除けのスプレーを携帯するなど、対策をしておきましょう。
初めての場所や子連れの場合はとくに無理をせず、あまり奥地へ分け入らないことも大切です。

ルールや安全対策をしっかりと理解しておけば、初心者でも安心して楽しめる「川釣り」。特別な時間を川のせせらぎとともに満喫してくださいね。

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