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犬の『しっぽの動き』から読み取る4つの心理 感情による違いや見極めるためのコツをご紹介

わんちゃんホンポ

ポジティブな感情

しっぽの動きでわかる感情といえば、やはり「嬉しい!」「楽しい!」といったポジティブな感情でしょう。愛犬がしっぽを高く掲げて、ちぎれんばかりにブンブン振りながらキラキラした表情でこちらを見つめてくるのは、幸せを感じている証拠です。

また、お気に入りのおもちゃを咥えてルンルン気分で歩いていたり、おもちゃで遊んでいたりするときなどは、高く上がったしっぽがピコピコ動いていたりします。

このような動きを見ていると「嬉しいんだなあ」ということがストレートに伝わってきて、こちらまで嬉しい気分になりますよね。

ネガティブな感情

一方で、ネガティブな感情のときにもしっぽは独特の動きをします。

悲しい

犬がポジティブな感情のときにはしっぽは高い位置で生き生きとしています。逆にしっぽをだらりと下げているときは、悲しい気持ちや寂しい気持ちで、見た目通り「しょんぼり」あるいは「がっかり」している証拠です。立ち耳の犬の場合には、耳も一緒に下がっていることが多いかもしれません。

不安・怖い

しっぽをだらりと下げるだけでなく、下がったしっぽを後ろ足の間に巻き込んでいるときは、犬が不安や恐怖を感じているときです。しっぽを巻き込みながらブルブルと震えていることもあるでしょう。

このしっぽを丸めるという行動は、自分の体を小さく見せることで相手に対して自分の不安な気持ちを伝えると同時に、自分は小さくて弱い存在だから許してほしいと降参を示す意味があると考えられています。

警戒

犬がポジティブな気持ちにあるとき、しっぽを左右にブンブンと振るというのは犬と暮らしたことがない人でも知っています。ただ注意したいのは、犬がしっぽを振るときは必ずしもポジティブな気持ちのときだけではないということ。見分けるポイントはしっぽを振っている「高さ」と「速さ」、そして犬の「表情」です。

犬が低い位置でゆっくりゆらゆらとしっぽを振っている場合、そして無表情だったり歯を剥いて威嚇するような態度をとっている場合、相手を警戒している可能性があります。

フセの態勢などの低い姿勢でいつでも飛びかかれるようにしながら「不審な行動をしたらやってやるぞ」と身構えているのです。「しっぽを振ってくれているから歓迎してくれている」と勘違いして安易に近づくと、咬傷事故に発展してしまうリスクがあるので要注意です。

まとめ

犬は人間の言葉で自分の感情を伝えてくれることはありませんが、逆に体のさまざまな部位を使って感情を表現しています。

気持ちと言葉が伴わない人間よりも、ある意味ではよっぽど素直でわかりやすいと言えるかもしれません。中にはしっぽの動きが硬い子もいたりと個体差もありますが、愛犬がどんなときにどんなふうにしっぽを動かすのか、日々の暮らしの中でよく観察していくと、愛犬の気持ちがいっそう把握できるようになるはずですよ。

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