【リアル給与明細】35歳、一般事務。物価高に対応できない……。自炊はコスパが悪いです【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【35歳 一般事務】
【リアル給与明細】35歳、一般事務の場合
プロフィール
35歳、女性
一般事務職
▼現状
仕事内容は、会計、勤怠管理、電話・来客対応、データ入力、書類作成。
労働時間は月160時間、残業はなし。
ボーナスは110万円程度。
【相談内容】食費をもう少し抑えたいと思っていますが、自炊できていません。物価高で食材も高いし、一人暮らしで自炊するとコスパが悪い気がします。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、貯蓄をする習慣がなく改善したいとお考えなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約440万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の一般事務従事者の平均年収は約476万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は、平均よりも若干低いもののほぼ平均的な水準と言えそうです。
物価高を乗り切る!食費と健康を両立する「ゆる自炊」がおすすめ
質問者さんは、物価高の中で食費をもう少し抑えたいと考えつつ、自炊はコスパが悪いのではとお考えなのですね。
食費を見直すにあたっては「すべて自炊しなければいけない」と考えずに、ゆるく取り入れる工夫が効果的です。
自炊のハードルを下げるアイデア
自分で食事をすべて料理する、と考えるとハードルが高くなってしまいますが、
・ 冷凍野菜やカット済み食材を活用して、調理時間を短縮する
・ ごはんをまとめて炊いて冷凍保存し、おかずだけ調理済みのものを買って「主食だけでも節約」する
・納豆・卵・キムチなど、料理の手間要らずで食べられる食材を常備する
といった「ゆる自炊」を取り入れるだけでも、無理なく食費を抑えることができます。
自炊により健康面のメリット
自炊であれば、その日の体調や気分に合わせて食材を選べるため、自然と栄養バランスに気を配りやすくなります。
また、自分の体に合ったアレンジがしやすいのも自炊のメリットです。
たとえば「今日は野菜を多めにとりたいな」と思ったときに、スープを作ってお好きな野菜を多めに入れたり、買ってきたサラダチキンを使ってボリュームのある一品に仕上げたりするのもおすすめです。
買い物するお店の変更
買い物をする場所を少し意識するだけでも、意外と大きな節約につながります。
たとえば、コンビニではなくスーパーやドラッグストアでお惣菜や食材を選ぶようにするだけで、月に数千円の支出を抑えられることもありますよ。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均的な水準です。
・「ゆる自炊」を取り入れるだけでも、無理なく食費を抑えられます。
・自炊には健康面においてもメリットがあります。
・コンビニでの買い物は避けるなど、買い物をするお店を意識するだけでも節約効果があります。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。