投げ釣りで24cmの良型シロギスを手中【和歌山・串本】ゲストに28cmのマダイも登場
串本エリアでシロギス狙いの投げ釣りに挑戦。初日は嵐に見舞われ釣りが中止となったが、翌日からは天候も回復し、橋杭海水浴場では良型19cm、勝浦港では24cmのシロギスを手中。さらにマダイの姿も見られ、遠征は大満足の釣果となった。
串本でシロギスの投げ釣り
5月2日~4日に和歌山県へシロギスの投げ釣りに行きたいと中原重久氏に誘われ、会社の休みを取って出発した。
初日はクジラの町・太地町。雨のぱらつくなか、いそいそとサオを準備する中原氏。午後になれば雨が落ち着くのにと思っていると、町の防災放送が流れる。これはマズイんじゃないだろうか。
天気が急変
すると一気に嵐になった。車の中にいた私。「大丈夫かぁ」と中原氏を探していると、しばらくして傘を取りにきた。釣り道具の所へ持っていきたいらしい。そしてスマホを落として水没。パニックのまま傘を2本持っていなくなった。普通は車の中に避難しないか?
そんなわけで嵐がやむまで中原氏行方不明。収まってから、大事そうに傘を持って現れた。「なんでトイレに避難しなかった?」ずぶぬれだ。まあ、無事で良かった。
車の外へ出ると、海の色は濁り、ゴミだらけ。これは釣り無理だね。納竿して観光に切り替えたが、どこをどう行ったか覚えていない。とにかく無理な釣行はやめよう。
橋杭海水浴場でキス19cmヒット
翌日、濁りが取れ、ゴミもキレイに流れたようだが、サオには全く反応なし。私はおなかの調子が悪くてトイレと釣り場を何度も走って往復。そのうち中原氏が「対岸に浜がある気がする」と言うので車で移動すると、はたして本当にあった。
ウキウキサオを出している中原氏を横目に、ファミリーが私に声をかけてきた。橋杭海水浴場で釣れるよ。貴重な現地の人の情報。それはぜひとも行かなければ!
早速移動。意外と遠かったので午後遅くになってしまったが、取りあえず串本橋杭岩という場所に着いた。絶景!見たこともない風景にちょっと寄り道していこうと中原氏。大はしゃぎで岩まっしぐら。
私は浜を探しに。人に尋ねてこの先だと分かった。夕マヅメまでになんとか橋杭海水浴場に着いてサオを出す。
早速シロギスの19cmが上がり良かったね~と言っていると、今度は型の良いマダイ。その後もポツポツとシロギスが遊んでくれた。
橋杭海水浴場
勝浦港でキス24cmヒット
最終日もあちこち回ったが、中原氏の直感で勝浦港へ。
釣り場風景などを撮っている間に24cmのシロギスが掛かり「やったー」と大喜びだ。
マダイ28cmも登場
記録を付けていると、今度は「大きいのが掛かった!」と言うのでスマホで動画録画スタート。果たして28cmのマダイをシロギスの仕掛けで釣り上げてしまった。周りもワイワイ見に来たが、「これで記録も取れたし、いいよね」とさっさと納竿して帰路についた。
翌日、マダイのチーズソースとシロギスのピカタを作った。サイズが良かったので食べ応え十分。久しぶりの遠征がごちそうに化けてくれた。
陽気も良くなり、釣りシーズン到来。皆さんも釣って楽しく、食べておいしく!さぁサオを持って出かけよう!
<週刊つりニュース中部版APC・美波亜紀/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年5月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。