親子で楽しめるスポット【旭川発】とかち 帯広・忠類の旅
旭川から帯広まで車でおおよそ3時間ほど。
気軽には行きにくいけど頑張れば行けない距離ではありません。
だって十勝方面には魅力溢れる楽しい場所がたくさんありますし、食べ物だって美味しいものがたくさんあります。
今回はそんな魅力的な十勝を旅を、親子で楽しんで頂ける目線から紹介致します。
帯広競馬場
帯広競馬場は帯広市のほぼ中心地にあり、アクセス的にも非常に訪れやすくなっています。
駐車場も広々していますので不安なく訪問できますよ。
競馬場という名前ですが、施設としてはかなり総合型で、十勝の特産品を販売している「とかちむら」という店舗もあり、お買い物目当てで訪問しても大丈夫なくらいになっています。
そして、競馬場裏手の方には「ふれあい動物園」があり、馬にエサやりの体験ができたりするんですよね。
ばんえい競馬の馬は凄く大きいので、その大きなお馬さんを身近で見れるのは楽しい体験になりますよ。
エサは「ふれあい動物園」の園内で販売しています。
ここで注意ですが、馬に与えるエサは必ずこちらで購入したものだけにして下さい。
時々自宅などから持参したエサを与える人がいますが、ここにいる馬は競走馬ですのでエサには随分気を使っています。絶対に持ち込みの餌はあげないで下さいね。
厩舎ではお馬さんたちがエサをもらおうとニコニコしながら首を出しています。
餌やりしているのは子供達だけなのかと思っていたのですが、案外大人の人達も笑顔でエサやりをしていました。
だって、お馬さんは体は大きいけどなんか凄く賢くて優しい顔してるんですもん、大人だってエサをあげたくなっちゃいますよね。
子供さんがエサをあげようと近づくと、お馬さんも良くわかったもので、上から顔を出すのではなく横手の低いところから顔を覗かせてエサをもらいに行きます。
クチビルをはむはむ上手に動かしながら、怪我をさせないようにエサをもらっていました。
小さなお馬さん(ポニー?)も居て、こちらでもエサやりが体験できました。
ふれあい動物園の入り口にはエサをあげる時の注意書きがありますので、入園する際には一読してトラブルのないように楽しみましょう。
帯広競馬場はもちろん競馬場ですので、競馬も開催されます。
北海道ならではのばんえい競馬。サラブレッドが走る競馬とは一味違った楽しさがありますね。
競馬場自体はお世辞にも「めっちゃ広い!」と言える規模ではありませんが、そこが親近感といいますか親しみのある雰囲気に繋がっているんですよね。
競馬場構内で投票券(いわゆる馬券)が購入できます。
投票券の購入はマークシート式で記入は簡単。
大雑把に説明すると、好きな馬の番号を選んでマークシートを塗りつぶし、券売所で購入します。
わからなくても現地で係の方に訊けば親切に教えて頂けるので安心ですね。
帯広競馬場はガチのギャンブラーが集結しているイメージは薄く、逆に観光で来て初めて競馬を楽しんだという人の方が多いように受け取れました。
私も普段ギャンブルはしないんですが、こういう機会ですし、せっかくですので少しチャレンジしてみようと思いました。
出走前になると馬はスタート位置に向かって移動を開始します。
ちょうど観客先前を通過しますので、このように馬を身近に見ることができます。
そしていよいよ、各馬一斉にスタート致しました!
大きなソリを引いていますので、モノスゴイ砂煙が舞い上がっております!
さぁ頑張れ頑張れ!
目の前で大きな馬が力強く坂を登る様子は本当に迫力満点。
ゴールは近い、頑張れあと少し!
応援するお客さんの声も次第にヒートアップしていきます。
さてさて、結果は‥‥
うーむ。
200円もスッてしまった(笑)
あれだけ熟考したのに、ホントに残念。
着順としては⑤-②だったので、狙いは悪くなかったんですけどねぇ。
とまぁ、そんな感じで大人も子供も楽しめる帯広競馬場です。
ばんえい競馬が開催している時もそうでない時も、訪れてみたくありませんか?
施設情報
住所:北海道帯広市西13条南9丁目
電話:0155-34-0825
営業時間:競馬開催日程に準ずる
定休日:不定休
駐車場:あり
道の駅 忠類
帯広市の隣にあるのが幕別町。その幕別町にあるのが「道の駅 忠類」さんです。
道の駅周辺に忠類ナウマン象記念館やキャンプ場もあり、日帰り入浴のできるホテルアルコさんも徒歩で訪問できるという、まさに総合施設と呼ぶにふさわしいところですね。
道の駅の中には大きな売店があり、中でもパンコーナーが一際目を惹きます。
パン好きの私にとって魅力たっぷりの存在ですね。
ズラリと並んだオリジナルパン。
その種類の豊富さにちょっと驚かされてしまいます。
今回はそんな中から気になった商品を選んで購入させて頂きました。
まずはコレ。パンではありませんが気になったのが「ナウまんじゅう」というオリジナル商品。
ネーミングが面白いのと、2個入りというのもまた面白い。
1人で2個食べるのはちょっと重いけど、シェアするには丁度良いですもんね。
表面にはカワイイ感じのナウマン象が描かれていて、中には餡子(アンコ)がたっぷり。
まんじゅうの両側にはナウマン象の耳を想像させる皮がピョコンと付いています。
しっとりした食感が良いですね。
続いて目を引いたのが「ゆり根あんパン」。
ゆり根は幕別町の特産品なのですが、これに十勝産小豆を重ねるとは超アイディア商品ですね。
食べる前は「パンにゆり根って合うのかな?」とちょっと不安があったんですが、食べてみるとこれがまたシックリ合うんですよね。
こし餡とゆり根の食感がうまく融合されて、ほんのりした甘さとパンとの相性が抜群なんですよ。
定番のクリームパンもとても美味しく仕上がっていました。
しっとりとしたカスタードクリームは口当たりよく、ついついパクついてしまうんですよね。
このように定番からオリジナルまで多くのラインナップが取り揃えられていますので、お好みに合ったパンを見つけてみてはいかがですか?
施設情報
住所:北海道中川郡幕別町忠類白銀町384番地12
電話:01558-8-3236
営業時間:9:00~18:00
定休日:不定休
駐車場:あり
忠類ナウマン象記念館
忠類ナウマン象記念館は、道の駅のすぐ裏手にあり、徒歩で移動することができます。
こうした施設がコンパクトにギュッと集約されていると非常に便利で利用しやすくなりますね。
記念館の入り口ではナウマン象の親子のモニュメントがお出迎えしてくれます。
大昔、こうしてナウマン象たちがこの辺りを歩いていたのかと思うと、何だかロマンを感じちゃいますね。
記念館の内部には、ナウマン象の化石を発掘した経緯などについて非常に詳細に説明がなされています。
展示室中心部には大きなナウマン象の骨格標本が飾ってありました。
館内の資料に目を通していくと、忠類でナウマン象の化石が発見されたのは本当に偶然の要素が多く、ある意味奇跡に近い状態だということに気付かされました。
発見から発掘、調査に至るまですごい努力と探究心で進められたのかと思うと、その巡り合わせを含めて素晴らしく感じ取れます。
そうした調査に対する姿勢なども含め大変勉強になりますので、是非訪れて頂きたいと思います。
施設情報
住所:北海道
中川郡幕別町忠類白銀町383−1
電話:01558-8-2826
営業時間:9:00~17:00
定休日:火曜日
駐車場:あり
あとがき
忠類の道の駅があるこのエリアにはキャンプ場もあり、今回雨天のため撮影ができませんでしたが、ナウマン象記念館のすぐ隣には大きな遊具のある立派な公園が併設されていて、天気が良ければ親子でのびのびと楽しむことができるんです。
親子でゆったりとした時間を過ごすには非常に良い環境が整っていますので、旅の参考にして頂ければ幸いです。