【今、時代劇がきてるぞ!】あなたのおススメの時代劇を一本、教えてください!
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今日は【今、時代劇が来てるぞ!】という話。
真田広之さんがプロデュースと主演を務めた『SHOGUN 将軍』がエミー賞18冠に輝いたのは記憶に新しいですよね。その一カ月前の8月17日に公開された映画『侍タイムスリッパー』。この映画の躍進が続いています。最初は1館だけでの公開だったのが、今では全国100館以上に拡大したとか!
時代劇の時代が来た!という感じでしょうか?そこで今日のテーマです。
「あなたのオススメの時代劇を1本、教えてください!」
時代劇は安心して観ていられるのがいいのよ!
・「水戸黄門。勧善懲悪、安心して見てられる、毎回同じ、お決まり出た出たって。」
・「桃太郎侍。高橋英樹さんがカッコよくて。再放送とかでもよく見ましたね。」
・「遠山の金さん。カッコイイですよね、なんかね。毎回同じように、吉本と同じように、結末が見えてるけど楽しい。」
・「水戸黄門。ベタなところで。安心して見てられる。正義は絶対勝つみたいな。」
・「昔見てたのは、大岡越前とか水戸黄門とかですかね。決まりきったラスト、もう明らかに絶対にこうなるでしょ!と読めちゃうところ、そこじゃないですかね。今なんか予想外のドラマが多いじゃないですか。色々考えちゃうけど、え、それでいいのってところもいっぱいありますよね。予想通りじゃないドラマも見るんですけど、予想通りが安心して見てられるって感じですかね。」
・「碁盤斬り。碁盤を斬るっていう草彅くんのやつ。家族、ま、好きな人、虐げられて、最後本気になってしまうという感じの時代劇で起承転結が出来上がってて、なかなか良かったですよ。今、アマゾンで配信しているので是非みてください。」
「水戸黄門」が一番多かったんですが、皆さん言っていたのが「安心して見ていられる」。勧善懲悪で分かりやすいものを欲しているようです。
また、最後の方が言っていた「碁盤斬り」は今年の5月に公開された映画。やはり今年は時代劇なのか??
雲霧仁左衛門 男気のぶつかり合い、あれはいいですよ!
そして、こんな声もありました。
・「雲霧仁左衛門。あれ結構、いつ見てもというか、今見ても、全然古さを感じないんですよね。
中井貴一さんがまたいいんですよねー。あと國村隼さんでしたっけ?国村さんがまたいい感じで、あの二人で締まってるって感じ。
中井さんが盗賊の親分ですよね、雲霧仁左衛門、國村さんは盗賊改方っていう、いつも出し抜かれる、敵役なんですけど、結構、男気、それぞれの男気がぶつかるみたいな、あれはいいですよ、はなっから大岡越前みたいに、はなっから善悪がハッキリしてて、そのまんまもう入った瞬間から最後まで安心して見ていられるというのも、ま、それもいいんですけど。
あれはね、そもそも主人公が大泥棒で、幕府の悪さをしてる人たちをギャフンと言わせるというところを描いていて、盗賊改方の國村さんの役も仕事上、それは捕まえないといけないんだけれども、やられて、あー、今回も出し抜かれたなみたいな後で、やりやがったなっていう、しょうがねーな、みたいなね、あれがなんかスーッとする(笑)」
中井貴一さん主演の「雲霧仁左衛門」は2013年からNHKで放送されている時代劇。アツく語ってくれました!こちらはなんと来年1月に「雲霧仁左衛門ファイナル」がNHKBSで始まるそうですよ!
鬼平犯科帳 時代劇は人情味が大事でしょ!
最後に、こういう声もありました。
・「鬼平犯科帳。池波正太郎が良いと思って。歴史っぽい、本物の。それが面白い。
人情味があってね、時代劇というのは人情味が大事でしょ。しゃも鍋で一杯やってね、横十間川っていってね、隅田川から流れる川があってさ、当時の江戸時代中期の情景が目に浮かぶような、時代が分かるから面白いんだよ。
小説で読んだりするよね。ドラマというよりもそういう本で読む方が時代劇は面白いよね。忍者とかさ、忍びの行動とかさ、やっぱりドラマだと、絵だと限界があるでしょ。セットとか役者さんとかも大変だけど、小説だったら自分で頭の中でセットとか絵が描けるから面白い。
あ、しゃも鍋ね、自分で想像するのよ、有名なんだよ、犯科帳でしゃも鍋っていうのは。作戦を練るのに。川のほとりの旅籠でもってね、悪だくみじゃなくて良い者同士が集まって作戦を練るんだけど、そこにスパイというか忍者が情報を色々持って集まるわけよ。もう美味そうに書いてあるんだよ、それがまた。池波正太郎って料理の本も書いているでしょ、色々。それがね、表現がまたリアリティでね、本当に脳裏に浮かぶんだよね、料理が。」
映像で時代劇を見るのではなく、本の方がお好きなんですね!色々と場面を想像するのが面白い!と。「鬼平犯科帳」で有名なしゃも鍋を囲むシーン。池波正太郎さんがどんな文章で描写しているのか、気になりますね。
これからの秋の夜長、時代劇を観るのも、読むのもいいですね!
(TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』取材・レポート:近堂かおり)