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585万円の源泉徴収不足 特別職5人の退職金 伊賀市

伊賀タウン情報YOU

伊賀市役所=同市四十九町

 三重県伊賀市は5月1日、特別職5人に支給した退職手当の源泉徴収所得税額と市県民税特別徴収額で算出方法に誤りがあり、納付税額計約585万円の不足が生じていたと発表した。先月18日に市が各機関への立て替え払いを済ませ、退職者に徴収不足分について返納するよう依頼した。

 追加納付の対象は前市長と前副市長、前教育長、前職と元職の上下水道事業管理者に支給した、納期限が2020年5月10日以降の退職手当延べ8件。1人当たりの徴収不足額は約13万円から約378万円だった。

 人事課によると、徴収額を誤ったのは、特別職の課税退職所得金額を13年1月以降の所得税に適用された「特定役員退職手当等」の区分で算出すべきだったが、「一般退職手当等」などの区分で計算していたのが原因。3月21日に職員共済組合の団体から誤りの指摘を受けるまで気付かず、5年の時効で徴収できない税額は計約250万円(4人延べ5件)に上るという。

 今後について、同課は「法令などの確認を徹底して再発防止に努めます。納付不足額に対する延滞税などの通知があれば、各機関の指示に従い納付します」と話した。

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