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メリケンパークの「神戸港震災メモリアルパーク」がリニューアルしたので見てきた。当時の状況をスマホで見比べ

神戸ジャーナル

メリケンパークの「神戸港震災メモリアルパーク」がリニューアルしたので見てきた。当時の状況をスマホで見比べ

被災したままの護岸を保存している「神戸港震災メモリアルパーク」の展示が、震災30年を目前にリニューアルされてます。神戸市中央区波止場町2

「神戸港震災メモリアルパーク」があるのは、メリケンパークの北東エリア。噴水広場より少し北側の海沿いです。

震災の2年後、1997年の完成から月日が経ち、展示パネルや映像機器が老朽化していたためリニューアルされました。

展示は被災状況を知るための「保存ゾーン」と復興の歩みを知る「復興ゾーン」の大きく2つに分かれてます。

今まではグレーの壁だった入口には、発生年「1995」が印象的に刻まれてます。

これまでより目に入って来やすくなって、なんとなく足を向ける人も増えるんじゃないでしょうか。

入ってすぐの場所には、阪神・淡路大震災の概要を学べる展示パネルが新設されてます。

「全壊」した建築物「10万4906棟」、仮設住宅のピーク時入居者数「4万6617戸」など数字とともに被害を大きさを知ることができます。

そして、神戸港の復興のために、延べ263万人が工事を行い、使われた鋼材は「東京スカイツリー約9基分」に匹敵するとのこと。立ち上がるまでの大変さも想像させられます。

保存ゾーンは、もちろん変わらず護岸部分(約60m)が被災したままの状態で見ることができます。

入口の壁の裏側には、被災状況を伝える展示の間に、発生日「1.17」が新たに刻まれています。

保存ゾーンの一角には「QRコード」のあるパネルが設置されていて、これを読み込むと「震災前」「震災時」の状況をスマートフォン上で見比べることができます。

震災前の写真は「1973年」でした。神戸港の「歴史」も垣間見ることができます。

さらに、まだ準備中でしたが、今後懸念される「南海トラフ地震」が発生した場合の状況も見れるようになるみたいです。

こういったスポットは、メリケンパーク周辺に9か所あって、巡ってみるといろいろ気づくことがあるかもしれません。

QRコードは、いまのところ「神戸港震災メモリアルパーク」にしかないようなので、いったんここに足を運んで読み込む必要がありそうです。

「復興ゾーン」のリニューアルは、主に展示パネルで、読みにくくなっていたパネルの更新や、外国人観光客にも理解してもらいやすいよう英語・中国語・韓国語の多言語対応になったりしてます。

被災の範囲と状況を映像で伝える展示は、「モニター」が大型化されてます。

まず「言語を選んで、その後何についての映像かパートを選ぶと解説の音声と映像が見ることができる形。2段階でボダンを押す必要があるので、ご注意ください。

メリケンパークは、去年から「ルミナリエ」の会場となっていて、すでに準備が始まっています。

今年は震災から30年という節目、「神戸港震災メモリアルパーク」と合わせて、足を向けてみるのもいいんじゃないでしょうか。

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