菊名人が育てた140鉢! 雪だるま物産館で23日(土)まで展示
キクの愛好家、上越市の松野一治さんが育てた花およそ140鉢が安塚区の雪だるま物産館に展示されています。
3本仕立て
懸崖作り
展示されているキクは、1本の苗に3つの花を咲かせる「3本仕立て」や、断崖の岩間から垂れ下がっている姿を表現した「懸崖(けんがい)作り」など、およそ140鉢です。
育てているのは地元の愛好家、松野一治さん73歳です。松野さんは40年ほど前からキクを育てはじめ、毎年上越市で開かれていた「上越菊まつり」に出品し、市長賞を4回受賞しました。
松野一治さん
「(上越菊まつりは)作る人が高齢化したため、今年は開催しないことになった。上越の秋の風物詩なので、ここに展示させてもらうことにした」
これは松野さんが初めて挑戦した栽培品種「一文字菊」を使った「ミニ千輪作り」です。
一つの苗から 30から50個ほどの花を咲かせ、花びらの枚数は皇室の紋章になぞらえて全て16枚にそろえました。松野さんは「16枚になるように余分な花びらは取ってそろえる」と話していました。
訪れた人
「いろいろな色や種類があってびっくり。秋の風物詩でいい」
松野さんによりますと展示しているキクは現在6分咲きで、1週間後には満開となり見ごろを迎えるということです。
松野一治さん
「満開になると花の下の台が隠れる。そうなると最高。ぜひ秋のキクをご覧いただきたい」
松野さんのキクは今月23日まで雪だるま物産館で展示されています。