食事量自体が減りがちなシニア世代に!骨や歯を丈夫にする「カルシウム」の効率良い摂取方法や予防できる事とは?【70歳からおいしく栄養がとれる食事のくふう】
骨粗しょう症を予防するカルシウム【70歳からおいしく栄養がとれる食事のくふう】
丈夫な骨を維持するために効率よく摂取しましょう
カルシウムは骨や歯を丈夫にする働きが知られていますが、筋肉の収縮や精神を安定させる働きなど多くの大切な役割もあります。骨折がきっかけで寝たきりになるのを避けるためにも、丈夫な骨を維持することが大切です。男性は50歳以降、女性は更年期以降になるとカルシウムの形成量、摂取量、吸収量ともに量が減ってきます。食事量自体が減りがちなシニア世代は、できるだけ効率よくカルシウムをとるようにしましょう。
乳製品、小魚以外にもカルシウムは多く含まれる!
厚揚げ、油揚げ、こうや豆腐などの大豆製品、切り干し大根、ひじき、大根の葉、干し椎茸などにも多く含まれています。
骨粗しょう症を予防しよう
食事からカルシウムとビタミンDをとるだけでなく、太陽を浴びながら散歩をして、骨に負荷をかけることも予防法のひとつです。気分転換、ストレス解消にも!
【出典】『70歳からおいしく栄養がとれる食事のくふう』
監修:特定非営利活動法人 京都栄養士ネット 日本文芸社刊
監修者プロフィール
訪問栄養食事指導で地域の皆様の健康と栄養をサポートする管理栄養士のグループ。メンバーは京都府栄養士会の会員。2018年9月に認定栄養ケアステーションの認定を受け、京都府全域で訪問栄養指導を中心とした活動を行っている。2021年10月より機能強化型栄養ケアステーションに移行認定。在宅で療養されている方を訪問して、その方にあった食事の作り方やどの程度栄養量が摂れているか何を補えばよいかなどを、その方の嗜好や生活環境を大事にしながら、一人ひとりその人にあった形で提案し、実践してもらえる支援を目指し、多職種と連携し活動している。