地域研究30年の功績称え 中RC 地元博物館長を表彰
小田原中ロータリークラブ(田中裕子会長)が1月23日、報徳二宮神社報徳会館で優良職業人表彰を行い、神奈川県立生命の星・地球博物館(市内入生田)の館長を務める田中徳久さん(59)を表彰した。
同クラブは毎年、職業を通じて社会に奉仕している地域の「優良職業人」を独自に表彰する取り組みを実施。今回は1995年の開館から30年を迎えた同館で、オープン当初から植物分野の学芸員として活動してきた田中館長の功績を称えた。
この日、卓話の講師を務めた田中館長は県立博物館の成り立ちや業務内容などを解説。「開館から30年が経ち、地域の仲間に入れてもらっていると感じた。私たちは資料収集や研究を通じて地域の物語を紡いでいるので、子どもも大人も遠慮なく来館していただければ」と抱負を語った。