ABEMA Prime、AED企画で謝罪 「取材が不十分でした」
株式会社AbemaTVは2月25日、同社のニュース番組「ABEMA Prime」が1月20日に放送したAED（自動体外式除細動器）に関する企画について、取材が不十分だったとして謝罪しました。
問題となったのは、SNSに投稿されていた「道で倒れていた女性にAEDを使用したところ、後日警察に被害届を出された」という男性の主張を取り上げた企画です。
この放送内容に対しては、「そもそも事実なのか？」という疑問や、人命救助への誤解を招く可能性が指摘され、視聴者から批判が寄せられていました。
2月25日の放送冒頭で、アナウンサーが「投稿者に直接話を聞くなどしましたが、取材が不十分でした」と謝罪。再取材を試みたものの、「10年ほど前の出来事で、事実関係の確認には限界があり、完全な裏付けを取るのは困難であるという結論に至った」と説明しました。
番組側は、企画の意図について「異性へのAED使用を躊躇しないでほしいという趣旨だった」と説明し、今後、AEDの適切な使用法や心構えについて改めて取り上げる方針を示しました。
なお、問題となった回のアーカイブ配信とYouTube動画はすでに停止されています。
＜参考・引用＞
株式会社AbemaTV「『ABEMA Prime』のAED企画について」
（山口弘剛）
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025022609.html
