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【勝手に釣りガール養成プロジェクト】新しい釣りを覚えたい女性にアジングやらせてみた

TSURINEWS

アジング初挑戦で見事本命をキャッチ(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

釣りに興味を持つ知人の要望を受け、南芦屋浜でのアジング釣行を計画した。軽量タックルを使い、ロックフィッシュ狙いやアジングを体験してもらいながら、釣りの楽しさを共有。夕方からのアジ回遊に合わせた工夫で見事に本命を仕留めた。

釣りを覚えたい女性にアジング指導

「釣りを覚えたい」と知り合いの人から連絡が来たのは釣行の1週間前だった。元々、周りに釣りをする人がいて時折付いて行っていたが、本格的にやってみたいとのことだった。まず釣って貰おうと釣行の計画を立てた。

釣りの経験はあるのでキャスティングは問題ないとして、何をターゲットにどういう釣り方をしてもらうのか…。初冬のこの時期には少し厳しい。とりあえず、いきなりの釣具購入はハードルが高いので私のタックルを使って貰い、ルアーフィッシングの体験からスタートして貰うことに落ち着いた。

釣行当日、合流して釣果報告が出ている「フィッシングMax芦屋店」で情報収集を行った。どうやら南芦屋浜で夕方からアジが回遊しているようで、サビキ釣りでは好調に釣れているとのことだった。足場が良い事とアジングなら何とかなりそうだと思い、南芦屋浜へ向かった。

まずは一匹釣ってもらいたい

15:00過ぎにポイントに到着。まだアジの回遊はないようで、まずはブラクリおもりにワームを付けてロックフィッシュ狙いをしてもらうことにした。

1号程度の軽いオモリで底を取る感覚を覚えてもらい、アタリの出方を体験してもらう練習だ。ロッドは6.4ftのライトゲーム用のロッドにPE0.4号を巻いた1000番のリールをセットしたタックルで投げてもらう。

最初は「根掛かりや~」と叫んでいたものの、外し方を見てマスターしたらしく、根掛かりを上手く回避しつつキャストを繰り返していた。しかし、アタリは出ず……。

キャスティングのコツを伝授

次に、もう少し飛距離を出してもらわないと釣れないので、キャスティングの基礎を教えることにした。

筆者がいつも教える時は「時計の短針の2時の位置で止めて、10時の位置で放す」を基本のオーバーヘッドキャスティングとして教えている。

何度か失敗しつつも、やっている内に放すタイミングを見つけてくれたようで、飛距離はいい感じで伸びていった。しかしロックフィッシュは釣れぬまま……。ヤバいなぁと思っていたら、アジがサビキにヒットしだした。

釣っている姿が様になってきた(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

アジの回遊が始まった

サビキの仕掛けにアジがヒットし始めた。回遊が始まったようだ。アジの掛かっている位置からしてボトムより中層のレンジにヒットしている。つまりは空中戦の釣りになる。初めてのアジングで「カウントいくつでフワフワと……。」という説明で釣るのは非常に難しい。こんな時のために秘密兵器を準備していた。

ポケットからアルカジックジャパンのシャローフリーク・プチを取り出し、根魚狙いのリグから変更。この時、リーダーを1.2号のフロロカーボンに替え、1ヒロ程取り、ジグヘッドは0.8gに交換してジグヘッドから1m程の場所にシャローフリーク・プチをセットした。

このフロートはラインをカットしないでもクリップ方式でリーダーに簡単にフロートをセットできる点が魅力だ。

アジを釣らせることに成功

フロートの残浮力は0.3gなので、ジグヘッド0.8gで合わせれば0.5gの速度で沈んでいく。しかもシャローフリーク・プチ自体は3.4gの自重があるのでキャストもしやすい。

キャストをして「10数えたらゆっくり巻いて、時々止める動作を繰り返して」とだけ伝えて、慌てて自分もリグ交換。回遊がスタートした始めがヒットのチャンスだ。リグ交換をしてふと見たらロッドが曲がっている!ヒットしたみたいだ。

「ゆっくり慌てず、同じリズムで巻いてみて」と伝えてランディングに入る。「うぉー釣れたー。」と喜びもひとしおのようで、私も胸をなでおろす。

夕マズメのチャンスをものにできた(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

筆者もアジをキャッチ

やっと釣って貰えて良かったが、自分はまだノーフィッシュなので、ジグ単で必死にサーチしてみる。サビキの釣れているレンジに合わせるがなかなかヒットしない。

コマセについていそうなので、激しく動かす動作より一定レンジを漂わせるイメージで流すとヒット!何とかボウズは回避できた。やはりエサの層を流すことが正解だったようだ。

しかし、この1匹の後はサビキでも釣れなくなり、暗くなってきたので安全に配慮して納竿とした。

今後は、メバルが釣れだすタイミングでアジとメバルのリレーフィッシングを体験してもらう計画だ。まだまだ始まったばかりのプロジェクト。今後に期待してほしい。

筆者も無事ヒット!何とか形になった(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

<福岡崇史/TSURINEWSライター>

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