DJI Terraの新ファームウェアアップデートを公開。送電線シナリオ向け3Dメッシュ再構築機能などを追加
DJIは、「DJI Terra」の新ファームウェアバージョン4.2.0を公開した
DJI Terraのバージョン4.10.0は、同社Webサイトよりダウンロード可能。
アップデート内容は以下のとおり。
新機能
Zenmuse L2から収集された点群データと可視光写真を統合して3Dメッシュモデルを再構築する機能をサポート(変電所再構築専用)。生成されたメッシュモデルはより完全で詳細であり、送電線のシナリオの再構築要件を満たす。地点分類機能により、可視光再構築ミッションからの点群出力を分類できる。生成された出力はDEM、ポイントグリッド、TIN、および等高線となる。バグ報告機能を追加。この機能はテスト段階にあり、中国本土でDJI Terra Pro/Electricity/Clusterバージョンを使用する有料ユーザーが利用可能。この機能は無料ライセンスやオフラインライセンスでは利用できない。韓国と米国の特定の垂直座標系をサポート。
修正内容
農業アプリケーションでウェイポイントを手動で調整した後、ウェイポイント間の距離が1m未満になると飛行ルートが実行できない問題を修正。再構築出力の座標系にインペリアル単位を使用した場合の品質レポートにおける単位エラー問題を修正。LiDAR点群再構築ミッションのプロファイル機能でグリッドラインをスケーリングした後の異常なスケール問題を修正。
更新内容
LiDAR点群ミッションにおけるスムース点群効果を最適化。より多くの点群の詳細が保存される。LiDARキャリブレーション効果を最適化し、外部パラメータの大きな誤差を修正するサポートを追加。カラーレンダリング効果を最適化。3Dメッシュモデル機能が有効になった後のカラーレンダリングがより正確で明瞭になる。
注意事項
DJI Terra v3.9.0以降、支払い機能を使用するにはNVIDIAグラフィックスカードを搭載したコンピューターを使用する必要がある。DJI Terra v4.0.0以降、コンピュータパワーが6.1以上のNVIDIAグラフィックスカード(4GB)を使用することを推奨。DJI Terra v4.0.0以降、DJI Terraが3日間オフラインになるとオンラインライセンスは使用できなくなる。
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