【4種比較】冷凍コロッケの揚げない調理法。サクサク?時短?
揚げない冷凍コロッケ!もう油の後片付け不要
揚げ油の用意や油跳ねの掃除、後片付けなど、揚げ物をすると手間も時間もかかりますが、揚げないコロッケの作り方を覚えれば、面倒な手間から解放されますよ。
本記事でご紹介する冷凍コロッケを調理する方法は、どれも後片付けが楽ちんで、コロッケひとつから手軽に用意できるのが特徴です。各調理方法のくわしい手順や仕上がりについてご紹介するので、気になる方法を見つけて試してみましょう。
冷凍コロッケの揚げない調理方法まとめ
調理方法 / 調理時間 / 手軽さ / 衣のサクサク感 / こんな人におすすめ
レンジ+フライパン / 5分 / ☆ / ☆☆☆ / 油で揚げたようなコロッケを食べたい人
レンジ+トースター / 5分 / ☆ / ☆☆ / 時短でサクサク感を重視する人
トースタ―のみ / 10~15分 / ☆☆ / ☆☆ / 時間がかかっても手間を省きたい人
レンジのみ / 2分 / ☆☆☆ / なし / とにかくすぐに食べたい人
洗い物が増えて手間がかかってもおいしいコロッケを食べたい場合は、「電子レンジとフライパン」で温める方法がおすすめです。表面がまんべんなくサクサクで香ばしく仕上がり、まるで揚げたコロッケのようなおいしさです。
「電子レンジとトースター」と「トースターのみ」の方法は、フライパンを使うときほどサクサク感が出ませんが、ほどよいさっくり食感が特徴。時短でさっくり食感を味わいたいときは「電子レンジとトースター」、時間がかかっても手間を最小限にしたい場合は「トースターのみ」がおすすめ。
コロッケらしい食感や香ばしさよりも手軽さや時短を追求する方には、「電子レンジのみ」の方法がぴったりです。
【方法1】レンジ+フライパンで揚げ焼き(調理時間:5分)
電子レンジで解凍してからフライパンで揚げ焼きにする方法です。フライパンを使うため洗い物や手間は増えますが、少量の油のみで揚げたように仕上がるのがメリットです。サクサク食感と香ばしさを味わいたいときにおすすめ。
冷凍コロッケを耐熱皿にのせ、ラップをせずに電子レンジ500~600Wで20秒加熱し、返してさらに10~20秒加熱します。表面を押して少しへこむくらいのやわらかさにします。
フライパンにお好みの油を大さじ1杯入れて中火で熱し、コロッケを入れて動かさずに1分焼きます。コロッケの底面がしっかり油に浸るようにするのがポイントです。
コロッケが色づいたら返してさらに1分動かさずに焼いて完成です。表面が焼き固まって色づく前に箸でつついたり動かしたりすると、穴が開いたり跡が残ったりするので、フライ返しで返すのがポイントです。
【方法2】レンジ+トースターでお手軽サクサク(調理時間:5分)
電子レンジで解凍してからトースターで焼く方法です。あらかじめ電子レンジで解凍するため、短時間でさっくり仕上がるのが魅力。表面に油を塗るひと手間でこんがり香ばしく焼けます。あまり時間をかけず、洗い物を少なくすませてサクサクのコロッケを食べたいときにぴったりですよ。
冷凍コロッケを耐熱皿にのせ、ラップをせずに電子レンジ500~600Wで20秒加熱し、返してさらに10秒加熱します。表面を押して少しへこむくらいのやわらかさにします。
コロッケの両面にお好みの油を適量まんべんなく塗ります。刷毛がない場合は、両面に油を小さじ1/2杯程度ずつ垂らすように直接コロッケにかけるだけでも十分です。
くしゃくしゃに丸めて広げたアルミホイルにコロッケをのせ、トースター1000W(約230℃)で2~3分焼き、表面が色づいたら返してさらに1~2分焼いて完成です。アルミホイルをくしゃくしゃに丸めて広げておくと、底面とアルミホイルの間に空間ができて、蒸気でべちゃっと湿るのを防げます。
【方法3】トースターだけでじっくりカリッと(調理時間:約15分)
トースターでじっくり焼く方法もご紹介します。時間はかかりますが、電子レンジを使う手間を省けるのがメリットです。焼いている間は放置するのではなく、ときどき焼き色をチェックすることで焦げる失敗を防げます。時間はかかっても手間を省いて、さっくり食感のコロッケを食べたいときにお試しください。
コロッケの両面にお好みの油を適量まんべんなく塗ります。刷毛がない場合は、両面に油を小さじ1/2杯程度ずつ垂らすように直接コロッケにかけるだけでも十分です。
くしゃくしゃに丸めて広げたアルミホイルにコロッケをのせ、トースター1000W(約230℃)で6~8分焼き、表面が色づいたら返してさらに4~5分焼いて完成です。アルミホイルをくしゃくしゃに丸めて広げておくと、底面とアルミホイルの間に空間ができて、蒸気でべちゃっと湿るのを防げます。
【方法4】レンジのみでしっとり(調理時間:2分)
時間も手間もかけず、すぐにコロッケを食べたいときは、電子レンジのみの温め方も試す価値あり。電子レンジのみで温めるコロッケはサクサク食感が一切ないものの、パンのようなおいしさが味わえます。
とにかく簡単に食べられるのがメリットですが、コロッケらしい食感や香ばしさはありません。冷凍前に一度揚げられているタイプのコロッケであれば、コロッケらしいおいしさを味わえますよ。
耐熱皿にのせてラップをせずに、電子レンジ500~600Wで1分加熱し、返してさらに30秒加熱します。表面を押して簡単にへこむやわらかさになれば完成です。
「揚げない冷凍コロッケ」のQ&A
Q1. 手作りして冷凍したコロッケでも、同じ方法で調理できますか?
基本的に手作り冷凍コロッケでも同様に調理できます。一般的な市販品のコロッケはひとつ50~60gです。市販のコロッケの大きさを目安に、手作りコロッケの大きさによって加熱時間を調整してください。
Q2. コロッケが破裂する原因と対策を教えて
電子レンジで加熱中に、コロッケのタネに含まれる水分が膨らんで破裂することがありますが、電子レンジを高温に設定せず、加熱しすぎないことで破裂を防げます。電子レンジ500~600Wで連続して1分以上温めなければ破裂しにくいです。
Q3. お弁当に入れるときの注意点はありますか?
食中毒予防のため、コロッケが冷めてからお弁当箱に詰めましょう。また、気温や湿度の高い夏場は保冷剤を上にのせて低温を保ってください。
Q4. 使う油の種類でおすすめは?風味は変わる?
おすすめはクセが強すぎない米油やサラダ油ですが、表面に塗る程度の量であれば、風味豊かなオリーブオイルでも違和感のないおいしいコロッケに仕上がります。
Q5. 一度にたくさん調理する場合の注意点はありますか?
電子レンジで加熱する際は、コロッケの個数によって加熱時間を長くする必要があります。コロッケがひとつ増えるごとに加熱時間を1.5倍を目安に延長し、様子を見ながら加熱むらができないように、コロッケの配置を替えたり加熱時間を調整したりしてください。フライパンやトースターで焼く場合は詰め込み過ぎず、重ならないように気を付けましょう。
冷凍コロッケを揚げない調理方法でおいしく食べましょう
調理時間や好みの食感にあわせて、冷凍コロッケを揚げずに調理する方法を選んでみましょう。調理方法別のコツやポイントを参考にすれば、揚げなくてもおいしいコロッケが食べられるので、献立のメインや軽食、おつまみ、お弁当のおかずなど、幅広いシーンでご活用ください。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。
ライター:Uli(フードコーディネーター/パンシェルジュ/薬膳アドバイザー/レシピライター)