氏照の供養塔、修繕完了 宗関寺が開眼供養
破損していた北条氏照の供養塔と、その家臣の墓の修繕工事が完了し2月26日、管理する宗関寺の檀家や関係者らが集まり開眼供養が行われた。開眼供養とは、新しく用意した墓や位牌に行う魂を入れる仏教儀式。曹洞宗の青年部「一歩の会」から多摩地域近隣の僧侶8人と、宗関寺の足利崇昭住職が読経し、供養を行った。
無事供養を終えた足利住職は「土台を頑丈にしていただいた。6月23日は八王子城が落城した日。ぜひ偲んでお参りしていただければ」と話していた。
氏照は八王子城の城主として名をはせた人物。この供養塔と墓は、都の指定旧跡で日本遺産の構成文化財でもある。