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青山商事の2025年3月期はメンズスーツが苦戦も増収で売上高は約1947億円

セブツー

紳士服販売大手の青山商事は5月13日、2025年3月期の通期連結決算を発表した。売上高は1947億9000万円(前年比0.6%増)、営業利益は125億7300万円(同5.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は93億9700万円(同6.9%減)だった。

「洋服の青山」や「スーツスクエア(SUIT SQUARE)」「麻布テーラー」などを展開するビジネスウェア事業の売上高は1331億900万円(前年比0.1%減)、営業利益は89億2700万円(同14.3%増)だった。メンズスーツの販売着数が10.7%減となるなど苦戦したが、販促費を効率的に使用したことなどで増益だった。

フランチャイジー事業は業績を伸ばしており、ビジネスウェア事業に次ぐ規模まで売上高を拡大している。「洋服の青山」の店舗駐車場の余剰地などに「焼肉きんぐ」や「ゆず庵」といったレストランを展開し、リサイクルショップ「セカンドストリート(2nd STREET)」、24時間年中無休のフィットネスジム「エニタイムフィットネス(ANYTIME FITNESS)」のフランチャイズ展開も手掛けている。フランチャイジー事業の売上高は162億1400万円(前年比7.0%増)、営業利益は11億1800万円(同2.5%増)と増収増益だった。

雑貨販売事業は、売上高は151億1300万円(前年比0.8%減)、営業利益は1億4100万円(同42.4%減)と減収減益だった。青山商事は100円ショップ「ダイソー(DAISO)」を手掛ける大創産業と販売代理店契約を締結しており、「洋服の青山」が退店した店舗や「洋服の青山」との併設で「ダイソー」を展開している。既存店売上高は前年を上回ったものの、不採算店舗の閉店や原価の高騰の影響などにより大幅な減益となった。

青山商事の2026年3月期の連結業績予想は、売上高は1998億円(前年比2.6%増)、営業利益は140億円(同11.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は95億円(同1.1%増)としている。

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