Yahoo! JAPAN

『トイ・ストーリー5』は「え、これはトイ・ストーリーなの?」と観客を驚かせるとピクサーCCO ─ 時代に合わせてスピードアップ進化

THE

ディズニー&ピクサーの世界的シリーズ最新作『トイ・ストーリー5』は、現代の観客に合わせた驚きの演出が飛び出すことになりそうだ。ピクサーのCCOピート・ドクターが米にて予告している。

伝説的な第1作『トイ・ストーリー』が、CGアニメ映画に革命を起こしたのが1995年のこと。「もう30年が経ったなんて信じられない」「ポップカルチャーに影響を与えるなんて、想像もしなかった」とドクターは感慨深く振り返る。

2026年に公開予定の『トイ・ストーリー5』では、すっかり様変わりした時代の変化もとらえる。インタビューでドクターが指摘されたのは、当時と比較して現代の子ども向け映画はテンポが速くなったという事実だ。

『トイ・ストーリー5』でどのようなアプローチを取るのかと尋ねられると、「『バンビ』を観直してみるとすると……、あれは自然や季節の移ろいを描いているので、意図的にゆっくりと描かれている極端な例となりますが、映画は確かにスピードアップしていると思います」とドクターは分析。「『トイ・ストーリー』でも1作目から4作目に至るまで、映像の洗練度、テンポの速さなど、私たちは世の中のリズム感に合わせようとしているので、確かに速くなっています」と、ペース配分についてのアップデートを認めた。

その上で『トイ・ストーリー5』について、ドクターはこう続ける。「アンドリュー(・スタントン、監督・脚本)は予想もしない形でシーンを息づかせるという、本当に素晴らしい仕事をしたと思います。“え、これって『トイ・ストーリー』の映画なの?”と思わせるような彼の選択は、今の私たちに必要なものだと思います」。

『トイ・ストーリー5』では、タブレット端末など最新のテクノロジーが子どもたちからオモチャの仕事を奪っているという設定。ウッディやバズたちも時代の変化に向き合わざるを得なくなる。30年前とは全く異なる視聴習慣を持つ子どもたちを変わらず楽しませるためには、時代をとらえた工夫が求められる。「もう4作も作りましたからね。皆さんを驚かせ続けたいですから、楽しくなりますよ」と、ドクターはやりがいを感じているようだ。

監督・脚本は『ファインディング・ドリー』(2016)『WALL-E』(2008)のアンドリュー・スタントン。『トイ・ストーリー』過去4作品の原案・脚本を担ったキーパーソンが、満を持して監督として初登板する。共同監督は短編『アルベルトの手紙』(2021)のマッケナ・ハリス、プロデューサーはジェシカ・チョイが務める。

映画『トイ・ストーリー5(原題)』は2026年6月19日に米国公開

Source:

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【デザインあ展neo 佐藤卓さん】第4回 子どもの好奇心に蓋をせず大人になってもらうには?

    ママスタセレクト
  2. 現役中学生・天野もも、ガーリーなコーデで思いを語る! 「誰かのきっかけや光の様な存在になる」 <GIRLY MOON PROJECT>

    WWSチャンネル
  3. 四国水族館で<アオリイカの稚イカ>展示中 海に設置した「産卵床」に産み付けられた卵がふ化

    サカナト
  4. 【関西】風鈴祭りが行われる神社仏閣など12選!エリア別におすすめ紹介

    PrettyOnline
  5. 【十日町情報館】河岸段丘をイメージした個性的なデザインが魅力の図書館|十日町市

    日刊にいがたWEBタウン情報
  6. 「やっぱり、浜町が好き」。スズキナオが綴る“地元”日本橋浜町とその周辺

    さんたつ by 散歩の達人
  7. 歴代「仮面ライダー」イケメン俳優人気ランキング【2000年以降】

    ランキングー!
  8. 愛猫が『あなたの言葉を理解している』ときに見せるサイン6選 猫は結構いろいろわかってる!

    ねこちゃんホンポ
  9. のん、3rdフルアルバム『Renarrate』のリリースを発表 『NON Renarrate tour 2025』のポスタービジュアルも解禁

    SPICE
  10. これって何のネタ!?  『ダンダダン』オマージュ一覧! 作中に登場するオマージュをまとめて解説します【随時更新】

    アニメイトタイムズ