第70回 節目の大岡越前祭 墓前越前行列も記念実施
茅ヶ崎市4大イベントの一つ、大岡越前祭が4月19日(土)・20日(日)に茅ケ崎駅周辺や大岡家菩提寺である浄見寺(茅ヶ崎市堤4317)周辺で開催される。今年は70回目の節目を迎えることから、19日には墓前越前行列も行われる。
大岡越前祭は、江戸時代の名奉行・大岡越前守忠相公の墓所が大岡家ゆかりの地である、茅ヶ崎市堤の浄見寺にあったことに由来する。忠相公は1751(宝暦元)年に亡くなり、1912(大正元)年には生前の功労を称え、従四位が贈位されている。
これを機に忠相公を偲び「大岡祭」を開催。後に関東大震災などで中断されていたが、1956(昭和31)年、茅ヶ崎商工会議所に新たに大岡奉賛会が設立。忠相公の偉業を後世に伝えるとともに、茅ヶ崎の観光振興を目的に再開された。現在は毎年4月第3週の土曜、日曜に全市を挙げて盛大に開催されている。
主なプログラムとして、19日は10時から茅ケ崎駅北口ペデストリアンデッキで行われる駅前コンサート、浄見寺地元まつりに加え、今回は第70回を記念して墓前越前行列を実施。忍者や侍の衣装を着た親子らが浄見寺周辺をにぎやかに練り歩く。また、祭りの目玉となるビッグパレードは20日午後1時から同駅周辺で開催。越前行列など総勢1000人の参加が予定されている。19日・20日の両日は第一カッターきいろ公園(中央公園)でちがさき産業フェアも行われる。
大岡越前祭が節目を迎えるのを受け、大岡家15代当主の大岡秀朗さんは「大岡家として、茅ヶ崎市とのご縁に感謝いたしますとともに、大岡越前祭の益々の隆盛と市の一層のご発展をお祈り申し上げます」とのコメントを発表している。<br