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【キシャメシ】キラキラマーケット(新潟市中央区)「濃厚」&「農耕」イタリアンジェラート、その鮮烈な表現力に驚く

にいがた経済新聞

ジェラート・トリプル(プレミアムフレーバー×1)は税込745円

新潟市中央区の農産物直売所「キラキラマーケット」。新潟の食の魅力が、すべてここにある

今日のキシャメシはジェラートだったりする。大人の事情が背景にある。

味こってりの町中華を楽しみしていた中高年男子の皆様、せっかく来たのだから、まあ離脱など言わずにゆっくりしていってほしい。

どうせジェラートなら、しっかりリサーチして新潟で今最高においしいと評判のジェラートを食べたいところ。かくしてたどり着いたのが、JA新潟市の農産物直売所・キラキラマーケット、通称「キラマ」なのである。

もうスイカが並び始める季節か

記者は普段からキラマが大好きだ。新鮮で種類の豊富な農産物が、広々とした売り場にびっしり並ぶ。日替わりでお得な品目も変わり、毎日来ても飽き足らない。

ネットを見ると、キラマにあるインショップ「kitzemisa(キッツェミサ)」のジェラートが、とにかく美味しいと評判なのだ。考えてみればジェラートの素材となる果物やミルクなど、ここにはとびっきりの農産物が集まっているわけだ。

店の奥のジェラートショップに行くと、ボードに「本日のラインナップ」が張り出されている。レギュラー組がミルク、えひめみかん、カカオ、ストラッチャテッラ、バタフライピー、無水ラムネ。プレミアムフレーバーが越後姫となっている。ネットのレビューでは「素材を活かした味わい」だという。基本的にキラマの素材を使っているので、どんなジェラートが並ぶかは、その時に何が入荷しているかによる。

ジェラートショップが入る「kitz e misa(キッツエ ミサ)」

シングルからトリプルまであるが、せっかくキシャメシなのだから、そりゃトリプル行くよ。問題は何と何を組み合わせるか、だ。まず「ストラッチャテッラ」。これはイタリアでは定番のチョコチップジェラート。そして「無水ラムネ」。何だよ、ラムネなのに「無水」って。そして3つめは越後姫とともに本日のプレミアムフレーバーになっている季節限定の「ローズ&フランボワーズ」。これを行っちゃうことにする。

「これと、これでお願いします」(おじさんなのでフランボワーズとか照れくさくて言えない)

「無水ラムネ」は英訳すると「RAMUNE ONLY」なのか…

本来ならこちらの名物「無添加の炭が練り込まれた黒いコーン」でいただきたいところなのだが、50代半ばを過ぎた老害おじさんがトリプルのジェラートをコーンで食べている絵面はなかなかにパンチが…思い直してカップにしてもらった。

ジェラートを受け取り、キラキラガーデンに出る。色鮮やかな花をめでながらジェラートを味わおう。ガーデンは今、薔薇が真っ盛り。見事に咲き誇っている。

ジェラート・トリプル(プレミアムフレーバー×1)は税込745円

さてジェラート。何から行こうか。

やっぱり「ローズ&ブランボワーズ」だ。おお!すごいぞこれ。なんという鮮烈な香り。言い方は下手かもしれないが、これ「食べる香水」。薔薇の「表現力」がとにかくすごい。艶やかで華やか。それだけだとジェラートとしては少々とっ散らかってしまうが、そこをフランボワーズが見事にまとめあげる。こんなジェラート、初めてだ。

バラの香りが鮮やか、なのにジェラートとして成立させるフランボワーズの包容力

お次は「ストラッチャテッラ」。うわー、これ好きだな。よっぽど上質なチョコチップ使っているんじゃないの?これ。カカオが香り高い。濃厚なのにきわめて上品な甘味と深み。ここまで来て食べる価値ありだ。

そして最後に「無水ラムネ」。ああ、なるほどね。変にべしゃべしゃしていない。いわゆるラムネ味がぼやけずにしっかり届く。美味いよ、これ。食べ応えあるのにさっぱりとバランスが良い味。いくらでも行けるタイプ。

キラキラガーデンのバラは今が見ごろ!

食べる前は「トリプルとか、大丈夫か」と心配したが、スプーンを入れ始めたらもうあっという間、瞬殺でしたわ。美味い、濃厚なのにしつこくない、甘だるさが口に残らない。記者はローマやフィレンツェでもジェラートを食べたことがあるが、とても本場の口当たりに近かったように思う。宣言しても良いが、今後ここで食べるときはトリプルが基本となるだろう。それくらい美味だった。

ああ、これだけ美味いと、意外に人の目など気にならないものだ。次はコーンで行くのもアリか。

(編集部I)

【キラキラマーケット】

新潟市中央区清五郎336

営業時間 10:00~18:00

定休日 火

<グーグルマップ「キラキラマーケット」より>

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