『バック・トゥ・ザ・フューチャー4』なんて「クソくらえ」と脚本家が完全否定 ─ 「いつも聞かれるけど」
名作のリブートやリメイク、続編が主流となる近年、映画ファンやメディアの間で度々話題にあがるのが、SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作だ。しかしロバート・ゼメキス監督は、第4作の可能性を「ありえない」と一蹴。このたび脚本・製作のボブ・ゲイルも、改めてその可能性をきっぱりと否定している。
米によると、サターン賞の会場でゲイルは「いつも皆から『バック・トゥ・ザ・フューチャー4』はいつやるの?と聞かれるんです。だから僕たちはこう答えます。“くそくらえ”とね」とコメント。「これ、そのまま引用してもらって構いませんよ」と付け加えて観客の笑いを誘ったという。
もともと第4作の可能性について、ゲイルは2008年の時点で「ノー」とはっきり答えている。また2015年には、契約上の理由から、ゲイルとゼメキスの存命中は続編やリメイク企画が実現しないことを説明。「もし僕らが “もう一本作ろう” なんて言ったら、ユニバーサルは喜ぶでしょうね。だけど最初の3作に匹敵するような4作目を作れるとは思えないから、そのままにしておくのが一番でしょう」ととされる。
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同シリーズからは映画3部作のほか、ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が誕生。2022年にロンドンのウェストエンドでデビューを飾り、英国演劇界で最も権威あるローレンス・オリヴィエ賞を受賞。日本では劇団四季による上演が2025年4月に開幕する。
今回、ゲイルは「僕たちは3本の素晴らしい映画を作りました。それでも『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をもっと見たいという声があったから、ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を作ったのです」とも述べ、シリーズをこれ以上広げる意向はないことを改めて強調した。
第4作をめぐる話題は定期的に浮上するが、そのたびにゼメキスら製作陣はその可能性を否定。2019年には、ファンが最も続編を望む映画が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だという世論調査が出たが、ゼメキスは「(続編は)ありえない」と、2024年11月にも「リメイクや続編を提案することはない」といた。
ちなみに、キャストのあいだでは意見が分かれている模様。主人公マーティ・マクフライ役のマイケル・J・フォックスは、リブートについては「好きにしてくれて構わない」けど「必要ないと思う」と。一方、ドク役のクリストファー・ロイドは「4作目があるなら出たい」と前向きにいる。
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