【ヤバい飲み物】高アルコール度数の缶チューハイは体への負担大?【眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話】
体への負担大!高アルコール度数の缶チューハイ
脂肪をためやすく肝臓にもダメージ大
ストロング系缶チューハイとは、高いアルコール度数とジュースのような甘さが特徴のお酒です。一般的にはアルコール度数が7%以上のお酒がストロング系と呼ばれています。すぐに酔える度数の高さと飲みやすさから好んで飲む人は多いと思いますが、2つの理由から「ヤバい飲み物」だといえます。
ひとつめの理由は、缶チューハイにはレモンやグレープフルーツなど様々な果汁(果糖)が加えられていること。さらに甘味料であるコーンシロップが添加されていることです。これらは単糖類に分類される糖質で、体内での分解・吸収がスピーディーに進みます。血糖値の急上昇を招くので、脂肪がたまる原因になるのです。
ふたつめの理由はアルコール度数の高さです。純アルコール量の計算の仕方をお伝えしましたが、これで計算すると度数9%のストロング系缶チューハイを500ミリリットル飲むと36グラムの純アルコールを摂取することになります。1日でとる純アルコール量の適量は40グラムなので、その1缶だけで飲める量を大幅にオーバー。またウイスキーのロックに換算すると、30ミリリットルを3.5杯分飲んだことになるため、肝臓にかなりの負担をかけていることになります。ちなみに12%の缶チューハイだと500ミリリットル1缶で48グラムになります。
高アルコール度数の缶チューハイがヤバい理由
①ウイスキーロック並みの純アルコール量
アルコール度数9%のストロング系缶チューハイ500㎖の純アルコール量は約36g。ウイスキーロックに換算すると30㎖で3.5杯分ものアルコールが含まれています。
②甘~い果糖が太るもとに
味のおいしさのもとであるレモンやグレープフルーツなどの果糖やコーンシロップなどの甘味料は分解・吸収されやすく、血糖値を急上昇させ、太る原因となります。
③安くてどこでも買える
350㎖で1缶150円ほどと安価で、スーパーやコンビニなど身近なお店で買えてしまいます。ストックしたり、毎日の晩酌にしたりすると中毒性も高まりたいへん危険です。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』監修:栗原 毅