家具配置をシミュレーションしよう|手順やコツ・アプリ8選をご紹介
「家具をおしゃれで機能的に配置する方法が知りたい」
「重たい家具を動かすことなく、配置をシミュレーションする方法が知りたい」
入居や引っ越し、模様替えの際に、このようにお悩みではないでしょうか。
この記事では、家具の配置をシミュレーションする手順やコツについて解説します。また、家具配置のシミュレーションに役立つ無料のおすすめアプリもご紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
家具配置はシミュレーションして決めるのがおすすめ
家具配置によって変わる暮らしやすさやインテリアの印象
家具は置き場所によって部屋の使い勝手や生活動線に影響します。特に大型の家具は置き場所を選ぶため、決め方が難しいものです。また、家具そのものはおしゃれでも、配置によってインテリアの印象が野暮ったくなることもあります。
大型家具は配置すると気軽に変更できないため、家具は事前に配置をシミュレーションして決めるのがおすすめです。方眼紙やアプリを使えば、重たい家具を動かすことなく、置き場所を決めることができます。
なお、風水を踏まえて運気の良い家具の配置にしたい場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
運気の良い家の特徴|風水に良いインテリアで運気を上げる方法8選
家具配置をシミュレーションして決めるメリット
事前にシミュレーションしてから家具を配置するメリットは2つあります。
まず、重たい家具を人力で移動させたり、大型家具で壁や床を傷つけたりすることなく配置を検討することが可能です。
次に、方眼紙やアプリ・ソフト上で複数のレイアウトを作成・比較してから、家具のベストなポジションを決めることができます。複数の家具配置パターンを作成しておくと、模様替えの家具移動もスムーズです。
家具配置をシミュレーションする手順とコツ
家具の配置をシミュレーションする手順は、手書きでもアプリやソフトを使う場合でも基本的には同じです。
ここではシミュレーションの手順とコツをご紹介します。
部屋の間取り図を作成する
まず、部屋の寸法、窓やドア、造作や置きたい家具のサイズをできるだけ正確に測り、メモをとっておきます。住宅会社や不動産会社からもらった間取り図には正確な寸法が記載されているため、あれば用意しておきましょう。
メモをもとに、家具を置く部屋の間取り図を作成します。手書きの場合は方眼紙を使うと書きやすいでしょう。テンプレートが豊富な間取り作成アプリやソフトを使うと便利です。
紙やアプリ上の方眼紙に部屋の寸法をもとに壁を書き、ドアや窓の位置・サイズを確認しながら書き込みます。家電や家具の置き場所にかかわるため、コンセントの位置も書き込んでおきましょう。
部屋をゾーニングする
次に、部屋のゾーニングを(区分け)を行います。「食事」「団らん」「読書」などのように機能で部屋をゾーニングしておくと、それに応じた家具を配置しやすくなるため、おすすめです。
子ども部屋やLDK、1人暮らしのワンルームのように複数の役割がある部屋の場合は特に、ゾーニングして家具を配置することで、機能性が高く片づきやすい部屋をつくることができます。
置きたい家具を精選する
部屋のゾーニングにもとづき、置きたい家具を精選します。手持ちの家具や、買い足したい家具の候補を洗い出し、サイズも確認しておきましょう。
置ける家具のサイズがわかると、自分の部屋に最適な家具を絞り込みやすく、レイアウトもスムーズです。また、購入した家具の寸法が合わずに設置できないというトラブルを避けられます。
間取り図に家具をレイアウトしてみる
作成した間取り図上で、選んだ家具を配置してみます。迷ったら、アプリやソフトで複数のレイアウトパターンをつくってWeb上で保存し、比較してみるのがおすすめです。
家具のレイアウトを考える際は、以下のポイントを踏まえながら配置してみましょう。
・動線はスムーズか・圧迫感がないか・家具で出入り口やコンセントを塞いでいないか
リビングなどで1人の人が歩くのに必要な幅は約60センチメートル、2人がすれ違うのに必要な幅は110~120センチメートルです。動線が確保されていないと暮らしにくい部屋になってしまうため、しっかりシミュレーションしておきましょう。
なお、アプリやソフトを使う場合は、2D(2次元)で作成した後に3D(3次元)表示できる機能があると、配置した家具の奥行きや高さ、レイアウトのバランスまでイメージできます。
家具配置のシミュレーションに役立つおすすめアプリ8選
引っ越しや模様替えで家具の配置をシミュレーションしたい場合は、手軽に間取り図を作成でき、多様なテンプレートを活用できるアプリがおすすめです。
ここでは基本的に無料で作成できるスマートフォン向けの家具配置シミュレーションアプリを集めました。IKEAやニトリ、無印など、人気のインテリアメーカーの家具をレイアウトできるアプリや、3DやAR(拡張現実)表示機能が搭載されたアプリもご紹介します。
2Dの家具配置シミュレーションアプリ2選
2D表示で操作もシンプル、スマートフォンの操作が苦手な人にも使いやすいと評判の高い家具配置シミュレーションアプリを2つご紹介します。
間取りTouch+
間取りTouch+は、iPhone専用の間取り作成アプリです。画面のタッチ操作でリストから部屋や家具パーツを選択して配置するだけで、簡単に間取りの作成や家具配置のシミュレーションができます。
3D描画には非対応ですが、シンプルながら不動産会社の業務用間取り図作成機能も搭載されている本格派です。
再現間取りメーカー
再現間取りメーカーは、2Dの直感的な操作で簡単に間取り図を作成できる、完全無料のアプリです。機能はシンプルながら、400種類以上の家具や部屋のパーツを使えます。
作成した間取り図を家族や友人とSNS上でシェアしたり、一緒につくったりすることも可能です。
また、自宅の間取りのほか、アニメに出てくる家の間取りを再現して楽しむこともできます。
3D・AR搭載の家具配置シミュレーションアプリ6選
3D・AR(拡張現実)を搭載した、完成形をリアルにイメージしやすいおすすめの家具配置シミュレーションアプリをご紹介します。
ルームプランナー
ルームプランナーは家具の種類が豊富で、照明など細部にもこだわりたい人におすすめの家具配置シミュレーションアプリです。また、ニトリやIKEAで実際に販売されている家具を配置してみることもできます。
スマートフォンのカメラで部屋をスキャンすると、2D・3Dで使える間取りが簡単に作成可能です。無料版でも基本的な機能は一通り使えますが、有料版にアップグレードするとさらに便利な機能を使えます。
プランナー5d
プランナー5dは、シンプルで直感的な操作で3Dの家具配置シミュレーションが楽しめるアプリです。2Dと3Dは、ワンタップで簡単に切り替え可能。スマートフォンの操作が苦手な人でも、手軽に家具配置をシミュレーションできます。
無料版には基本的な機能が一通り揃っていますが、有料版にアップグレードすると多彩な家具の使用や、複雑な間取りにも対応できます。
Roomle 3D & AR
Roomle 3D & ARは、3DとARに対応し、リアルな間取りで家具配置をシミュレーションできるアプリです。指で線を描く簡単操作で、自由に間取りをつくれます。作成した間取りを臨場感のあるVRで見ることもできます。
2,000種類以上ものおしゃれな家具に加え、IKEAなどの家具も配置のシミュレーションに使えます。有料版にアップグレードすると使える家具アイテムが増え、2部屋以上の家具配置シミュレーションを保存できます。
Live Home 3D
Live Home 3Dは、間取りや家具のテンプレートが豊富で、アプリの操作が苦手な人も簡単にレイアウトやシミュレーションを楽しめます。海外インテリア風や和風など、豊富なバリエーションから自宅に似合う家具を自宅の間取りに配置してみることが可能です。
Webブラウザにも対応しているため、PC上で作成した間取りをスマートフォンでチェックすることもできます。
Floor Plan Creator
Floor Plan Creatorは、特殊な壁などもフリーハンドで描ける家具配置シミュレーションアプリです。アプリ内言語は英語ですが、直感的に操作しやすい仕様のため、初めての人でも使えるでしょう。
RoomCo AR
RoomCo ARは、服を試着する感覚で家具の配置をシミュレーションできるアプリです。
無印良品やニトリをはじめ、Francfranc、unico、ACME Furnitureなど20種類以上のインテリアブランドの家具をレイアウトできます。
配置してみて気に入った家具はカラーバリエーションをチェックしたり、サイト上で購入したりすることも可能です
まとめ:機能的でおしゃれな家具配置はシミュレーションで決めよう
入居や引っ越し、模様替えで家具を配置する際は、事前にシミュレーションして家具のレイアウトを決めておくことで、当日はスムーズに作業できます。また、シミュレーションで家具の配置を決めることで、その後の暮らしやすさやインテリアの満足度もアップします。
この記事では家具配置のシミュレーションの手順やコツ、おすすめのアプリ・ソフトもご紹介しました。家具をレイアウトする際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
・動線はスムーズか・圧迫感がないか・家具で出入り口やコンセントを塞いでいないか
記事を参考に、シミュレーションで家具の機能的でおしゃれな配置を決めてみてください。