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錦秋に輝く三島町の「美坂高原」

日刊CJ

年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。

【錦秋に輝く美坂高原(大沼郡三島町大石田地区)※2022年10月撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度1/320、F11、絞り優先]

芳醇な絶景・美坂高原

高原の秋には、日本ならではの芳醇な絶景が漂っている。そびえ立つ紅葉の巨木は、鮮烈な錦秋を天空に鼓舞し、巨木の根方からは高原一面に広がる草紅葉が、まるで絵画のように彼方まで続いている。涼風が高原を吹き抜け、静寂の中で揺れる葉音だけがこだましている。

人影はなく、奥会津の自然の息吹だけが緩やかに流れ、遥か遠くには三坂山の山稜が穏やかに鎮座している。緩やかにして鮮烈に。高原の錦秋は、悠久の歴史に梳かされながら絶景絵巻を密やかに展開している。心の奥深くまで染み渡る情景に、感嘆の吐息と共にシャッターを押す。

撮影場所は美坂高原入り口の駐車場から徒歩2分。現地に着くと、錦秋の巨木がそそり立っている。撮影は巨木の根方に寝転び、15mm程の広角で撮ることを推奨したい。晴天時には高原での一人ランチも気持ち良い。

文・写真/星 賢孝

錦秋に輝く三島町の「美坂高原」

住所
【今回の撮影スポット】
大沼郡三島町大石田地区&z=14

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