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「犬猫保護の負担減らしたい」 市内で団体設立 活動1年

タウンニュース

同団体で保護している猫(河底さん提供)

町田市内で犬や猫の保護活動にあたるボランティアを支える団体が取り組みを進めている。昨年設立した「町田いぬねこ守り手ネットワーク」。今月、活動1周年を迎えた。

いぬねこ守り手ネットワークは昨年4月に保護猫の支援にあたっている河底有花さんたちが設立。地域猫の管理などにあたるなか、活動にはより多くの支援が必要と考えたことがきっかけになったという。

多頭飼育崩壊や高齢の飼い主の入院によってペットが残されるケースなど、さまざまな課題が取り巻くなか、河底さんは「保護活動を継続していくには犬猫の医療費や食費などの費用、ボランティアの確保が必要になる。そんな取り組みの負担を少しでも軽減し、活動をサポートできる仕組みづくりが必要と考えた」と語る。

一方で、犬猫の保護活動に興味があっても、取り組みへの参加はハードルが高く感じられてしまっているといい、「少しでも保護活動に関心がある人の気持ちを後押しできるようにしていければ」と話す。

セミナー開催など

いぬねこ守り手ネットワークはこの1年、さまざまな支援を行ってきた。イベントなどでハンドメイドのペット用品を販売し、売上の一部を保護活動の寄付にあてたり、犬猫に対する取り組みに興味がある人に向けたセミナーを開催してきたという。昨年12月には町田市防災課と連携し、ペット防災セミナーを開催。避難時におけるペットの扱いや自治体ごとの対応について情報を発信した。

一方、いぬねこ守り手ネットワークは今年度、防災に関する情報提供を行う防災アンバサダーに就任=中面に関連記事=し、「ペットと家族が災害時に困らないように避難方法や備えなどを発信し、安心して暮らせる環境づくりを進めたい」と意気込んでいる。

NPO化目指す

河底さんは現在、いぬねこ守り手ネットワークのNPO法人化を目指している。取り組みを進めるなか、団体の法人化が欠かせないと考えたといい、「仲間を増やしていきたい。目指すのは『飼い主のいない犬猫ゼロ』。実現することができれば」と話している。

いぬねこ守り手ネットワークの取り組みについては団体のホームページで。メール(min.mamorite.network@gmail.com)での問い合わせも受付けているという。

開催されたセミナー

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