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第38回「みなさんのモヤモヤにたくさん回答します!」

TBSラジオ

「私たちの未来は、私たちで作る!」
あなたの「困りごと」、「モヤモヤ」、「お悩み」もしくは、「変えていきたい社会の課題」などを通して、みんなで一緒に「これから」を考えていく番組です。
今回も、リスナーの方からいただいたメッセージに、スタジオの3人がこたえました。

最近の悩ましいこと、というより、懸念事項は「怒り下手」です。
現在、私は30代で高校教師をしておりますが、学生を叱ったことがありません。もちろん、学生を指導する上で「言わなければならないこと」は妥協せずにはっきりと伝えますが、その言い方にいつも気を遣っています。今は怒られ慣れていない学生も多いので、彼らが傷つかないように、ちょっとした一言にも配慮が必要です。ただ、命令口調でないが故に「忠告」に留まってしまい、こちらの意図がきちんと伝わっているのかと不安になることもあります。
私が子どもの頃はちょっとしたことでも先生に「~しなさい!」と声を荒げて、こっぴどく、たくさん叱られてきました。それが普通でしたし、怒られた分、ちゃんと反省もしたし、怒られたことで先生と学生の信頼関係も育まれたように思います。
私の世代はいわゆる”ゆとり世代”と呼ばれます。周りの同世代の人に話を聞いても「自分は怒り下手」という人が多いです。職場や普段の人間関係でも、相手の気持ちや立場を考慮しながら、でも、伝えるべきことはきちんと伝えること、その難しさを感じる日々です。
キョンさん、タコ社長さん、さえさんは「怒り下手」ということについてどう思われますか?

小泉:えいちゃんは、社員の人に怒ったりするんですか?

大石:結構怒りますね。

上村:あんまりイメージ湧かないです。

小泉:私も怒ります。仕事だったら、言っておかないと。でもね、感情的に怒ってるっていうか「これ、言った方がいいな」っていうパフォーマンスもあったりします。

大石:わかる。

小泉:空気をピシッとした方がいいな、とか。そうじゃなくて、「お願い」っていう時もあるし、割と感情をコントロールして使い分けたりしますけどね。さえちゃんが怒ってるところ、あんまり…

上村:私、全く怒らないです。苦手ですね。後輩に何か相談されたり、アドバイスを求められた時はするんですけど、怒ったりはないですね。全くないです。

小泉:やっぱり、同じように「怒るのが下手だな」って思っている人が世代によってはいっぱいいるんでしょうね。でも、怒らなくてもいいんじゃない?

大石:そうですよ。逆に羨ましい。

小泉:多分「~しなさい!わかりましたか?」って言うと、「はい」って返事が来たりして、意思の確認がきるけど、忠告だとモヤっと終わるのが不安になるんでしょうね。

上村:「伝わってるのかな」ってわからなくなってしまう、っていうことですよね。

小泉:だから、最後に「お願い!」って言えば?「お願い!ね、わかった?お願い!」って。笑

大石:新しい怒り方。

小泉:怒る必要もないから。「お願い」って言って、意思の確認が取れればいいだけだから。

大石:明日から会社で使っちゃおうかな。

小泉:でも、私は、問題は解決した方がいいと思っていて。そういう時には「今から怒ります」って。「ちょっと今、腹が立っているから。そのままにしておくと気持ち悪いから、ちょっと怒るね」って言って、「でも言って気が済んだので今日も楽しく歌います!」とか言ったりとかします。

大石:感情を出した方が相手がちゃんと感情を出してくれるというか。こっちが感情を押し殺しちゃうと、向こうも出さないからモヤモヤすることが多いんで。

小泉:感情をコントロールできればいいんじゃないんですか。出すとか、出さないとかじゃなくて。出すのも辛いじゃん。

大石:まあね。

小泉:そう。そんな気がしますよね。怒っている方も傷ついているから。怒られる方も怒っている方も傷ついて結局、どっちも救われないってなるよりかは、私は、1回頭の中で解決策まで考えてから言いに行きます。

上村:おー。

小泉:こうで、こう言って、これで解決して…っていう話にしよう、って思って行くので。そういう考えたら、結構楽かもしれないです。

上村:素敵なアドバイス。

小泉:続いてのメッセージ、お願いします!

「日本の和室文化を世界遺産にしようと頑張っている人」の記事を新聞で読みました。
たしかに、最近、新しい家やマンションには和室がありませんよね。新聞には、和室の良さが発信されていない、と書かれていましたが、わかる気がします。床に座る、という生活スタイルも減っていますしね。和室に使われるものを作る職人さんたちも絶滅の危機に瀕しているのかもしれません。
私は和室が好きです。旅先でも、洋室ベッドより和室布団が好きです。

小泉:そうなの。たまに旅館とかに泊まると、よく眠れるのよね。

大石:わかるわ。

小泉:自分の家ではベッドで寝ちゃいますけど。楽だからね。畳んだりするのがね。でも、わかります。畳の匂いとか気持ちいいですよね。清潔感があっていいですよね。和食屋さんだとか旅館とか、そういうところではまだ畳に触れられる感じがしますけど。

上村:日本国内における畳の生産量、減り続けているそうです。1996年には2694万枚ありましたが、それが2023年には154万枚。この30年ほどの間におよそ1/17に。畳の原料、い草の国内生産も減少しています。

大石:めちゃくちゃ減ってますね。

小泉:畳は日本だけですかね。

大石:あんまり印象はないですよね。

小泉:そうだね、海外とかって、アジアのお寺に行っても畳はないもんね。

上村:そして、東京・恵比寿にある「小森谷畳店」さんにお話を伺いました。実際に畳の需要は減っているということです。特に首都圏では新しい家に最初から畳の部屋があることは少ない。フローリングの部屋に畳を敷き詰める「フローリング畳」がほとんどということです。

小泉:うん。

上村:ちなみに、この小森谷畳店さん、畳由来のさまざまな小物を作っています。その一つが畳のヘリの部分を編み込んで作る「ヘリーバッグ」です。スタジオにも用意しました。

小泉:すごい素敵ですよ!赤とゴールドのチェック。軽くて、お洋服とかでも、お着物でも良さそうだし。

上村:そうですね。

小泉:ヘリだけもお借りしてきたんでしょう?これ可愛くないですか?白黒の猫ちゃんで首にピンクのリボンをしている柄。これで畳作りたい。私、ソファーの生活を辞めたいと思っていて。畳、頼みに行こうかな。畳を敷いて猫とゴロンとかしたいです。

上村:いいですね。

小泉:ほかにもお花柄とか、チェックとか。

大石:かわいいじゃないですか。

小泉:モダンですよね。い草もいい匂い。

上村:実家の近所に畳屋さんがあって、近くを通るとすごくいい匂いがしたんですけど、何年か前になくなっちゃいましたね。

小泉:畳はいいところもいっぱいあるんでしょ?

上村:そうなんです!小森谷畳店、店主の中嶋裕昭さんが教えてくださいました。
・畳は湿気を吸ったり、吐き出したりして、室内の環境を整えてくれる
・い草が空気を浄化してくれる
・畳にはたくさんの空気が含まれているためクッションの役割を果たしてくれる
・防音性も高く、足音などの衝撃音を吸収
・い草の香りで気持ちが安らいだり、リラックスできる
・足の臭いの原因となる微生物を倒す抗菌作用
・夏は涼しく、冬は暖かく、四季を通じて断熱性を発揮する

大石:アップデーターのオフィスにもね、畳スペースがあるんですよ。

上村:どうですか?みなさん結構行きます?

大石:みんなゴロゴロしてます。

上村:やっぱり落ち着きますよね。

小泉:会社とかでずっとデスクに座っていて、ゴロンと腰を伸ばしたりできる場所っていいかもしれないね。前回のお着物のアップサイクルのお話(シャナリシャツ)も、こうやって日本文化を意識的に残そうとしないとなかなか残せないかもしれないから。こうやってアイデアとかあったら教えて欲しいですよね。

今回はできるだけ多くのモヤモヤに回答!


後半もメッセージ紹介♪

番組後半もメッセージを紹介しました。

上村:台湾、台北に住んでいる方です。

最近、うちのワンちゃんが亡くなりました。私が10歳の時から16年間、ずっと一緒で、子どもの頃はよく遊んでいました。近年彼女は歳をとって、緑内障で目が見えなくなり、警戒心が強まりましたが、声をかけながら触ると、自分から頭を押し付け、甘えてきました。

(中略)

家族が異変に気づいたのは日曜日の24時近く、断続的に10回ほど吠えた時でした。夜中3時に救急病院に連れて行って、翌朝に診察、午後に手術を受けましたが、火曜日の8時に旅立ちました。
冷たいと思われるかもしれませんが、彼女がなくなった時、私は泣きませんでした。ただ、何かが欠けたような感じでした。2週間経った今でも、1日に何度も、彼女が家の中を歩き回る小さな足音が聞こえてくるような気がします。
みなさまはペットや知り合いの方が旅立ちました時、お気持ちをどう整理しましたか?

小泉:悲しいですね。私は、最初の猫ちゃんを亡くした時は本当に、その子のことを想うと、今でも泣きたくなります。そしてね、マフラーとかが置いてあると「いる」って思っちゃったり、足元をよくスリスリしてたんだけど、錯覚で、ホテルの部屋にいても感じる時があったりして。一緒にいてくれてるんだ、と思うことにしていますけど。

大石:うん。

小泉:今は新しい子たちがいて、あれですけどね。でも、子どもの時から16年間って、大親友じゃないですか。これは結構、大変でしたね。

上村:私はペットを飼ったことがないんですけど、友人の飼っているワンちゃんが死んじゃった時に、友人が本当に落ち込んでいる様子とかを見ていて。家族の一員なんだな、というのも感じていました。そっくりな子をまた飼いたい、と思う人と、こんなに辛い思いをするなら飼えない、という人と、いろいろいるなと思いますね。

小泉:本当にまだそばにいるんだと思うの。だから、ゆっくりさよならをしたらいいんじゃない。足音が聞こえてくるような気がする、それはきっといるのよ。向こうもゆっくりさよならをしたいだろうから、ゆっくり、何度も泣いて、何度も思い出して、ゆっくり、ゆっくりさよならをできたらいいんじゃないかなって思います。私は2回、自分のところにいた猫ちゃんを見送っているんですけど。

大石:はい。

小泉:都会とかだと、どうしたらいいかわからなかったりするじゃないですか。今は、出張で、電話でお願いをすると火葬できる車で来てくれて、綺麗に飾ってお別れさせてくれて、骨を拾って、骨壷にきちんと入れて、ケースに入れて、すごく親切にやってくれる業者さんが結構あって。

大石:そうですか。

小泉:ペットとか飼っていないと、そういうことも知らなくて困っちゃうじゃないですか。どこかまで連れて行かなきゃいけないのか、だけど、亡骸と公共交通機関に乗るのも…だから、そういうのも知っていただけたらと思って。

上村:この前、親族のお家に行ったんです。猫が死んじゃって、骨が入っている箱があったんですけど、ちゃんといつも座っていたような姿勢に骨をしてくれて入っているんだよって。

小泉:やっぱり、ペットロスって深刻に心や体に影響を起こしている人が多い、社会課題の一つとしても言われているという。

上村:ペットロス専門のカウンセリングもあるということですが、今、日本国内で飼われている犬と猫はおよそ1600万頭。それぞれの数、命が生まれれば、去っていく命もあるわけで。命と向き合うのが辛いですよね。

小泉:そうですね。写真とそっくりな1点もののぬいぐるみとかもみたことあります。あとは、骨を石みたいにしてネックレスにするとかも聞いたことがあります。

大石:常に自分と一緒にいられるということですかね。

小泉:そうです。

(TBSラジオ『サステバ』より抜粋)

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