折り紙で〝夏の晩酌〟表現した猛者に10万人感服 「本物感ある」「母ちゃんの仏壇とかにそなえたいっ」
クオリティが高すぎる〝大人の折り紙〟がX上で話題となっている。
2025年5月13日、XユーザーのTatsumi(S.Mitsuda)(@1Proto)さんが
「こんなの折ってみました。 アリかしら」
とつぶやきながら投稿した1枚の写真には、大きなビールジョッキと、相性抜群な冷ややっこが写っている。
黄金色に輝くビールに、お醤油をたっぷりかけた白いお豆腐。折り紙で、こんなに美味しそうに出来るんだ......!?
Jタウンネット記者は15日、作者のTatsumiさんに話を聞いた。
きっかけは「コーヒーフロート」
Tatsumiさんは会社員として働く傍ら、日本折紙学会に所属する折り紙作家としても活動している。
普段は創作作品をXやインスタグラムに投稿しており、作品によっては折り方を示した「折り図」を書籍にも掲載しているという。
今回注目を浴びた生ビールは22年8月11日に制作。以前創作した「コーヒーフロート」という作品の構造からひらめいたものなんだとか。
その隣に置かれた冷ややっこは25年5月13日に生まれた新作だ。以前から考え続けていた「白い直方体を豆腐に見えるようにするにはどうすればよいか」という問いに対してふとひらめいて、その場で折ってみたものだという。
そのため、試作品一号であり、色も仕上げも定まっていない未完成品。Tatsumiさんはその後、色味等を調整した完成版を作り上げ、15日にお披露目した。
醬油の色味が明るくなり、さらにおいしそうになっている!
「設計図」も公開中
Tatsumiさんが作った紙のビールと冷ややっこには、X上で10万件を超える「いいね」(21日夜時点)のほか、こんな反応が寄せられている。
「飾って眺めたい~ 可愛いですね」 「折り紙に美味しそうって思ったの初めて!すごいです!!」 「ビールの泡がちょいタレしてる部分があるように見えるのがまたいい! 折り紙すごい......」 「たまらないです」 「金の輝きに本物感がある」 「ビール飲みたくなりました」 「すごいっっ!!!母ちゃんの仏壇とかにそなえたいっっ!!!」
こうした反響を受け、Tatsumiさんは「今回予想だにしない数の方々に見ていただいて、沢山褒めていただけてとても嬉しいです」と語る。
「『父の日に送りたい』『父の日に娘からもらったら泣く』『亡き親の御供えに飾りたい』など心暖まるコメントもいただき、折って良かったとおもいました」(Tatsumiさん)
Tatsumiさんは自身のアカウントでビールや冷ややっこの展開図も公開中。ビールは1枚の紙、冷やっこは「ネギ」と「豆腐」と「お皿」をそれぞれ1枚の紙を折って作って組み合わせているらしい。
すごすぎて、何故そう折ればビールや冷ややっこになるのか正直よくわからないのだが、作ってみたい読者は、挑戦してみてはいかがだろう。